日本テレビの岩田絵里奈アナウンサー(30)が2026年3月をもって同局を退社すると12月22日配信の『文春オンライン』が報じて話題を呼んでいる。

 岩田アナは18年4月に日本テレビに入社。入社1年目にして人気バラエティ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』の進行を担当。21年3月には朝の情報番組『スッキリ』のアシスタントMCに抜擢され、23年3月の番組終了まで“日テレのエース”水卜麻美アナ(38)の後任を務め上げた。

 現在は『シューイチ』や『沸騰ワード10』(すべて日本テレビ系)などの人気番組を担当。「好きな女性アナウンサーランキング」では20年から6年連続でトップ10入りするほどの人気アナウンサーとなった。

「『週刊文春 電子版』には岩田アナの日テレ退社後の所属先も書かれており、退社は間違いないでしょうね。“ポスト水卜アナ”と見られていた岩田アナの退社は日テレにとってはかなりの痛手でしょう。ただ、大人気の岩田アナが退社を決意したのは致し方ないとも言えそうです。局アナという職業は、大変なことが多くて、一方でプラスのところが少なくなっていると言われていますからね……」(民放キー局関係者)

 局アナでは、『めざましテレビ』の情報キャスターや『Mr.サンデー』のアシスタントキャスターを務めるフジテレビの藤本万梨乃アナ(30)が25年末をもって退社することが発表されているほか、『Nスタ』や『サンデージャポン』に出演してきたTBSの良原安美アナ(30)も26年1月をもって退社することが明らかになっている。

「局アナ、特に女子アナはテレビ番組に出て注目を集める存在ですが、タレントではなくあくまでも会社員ですからね。給料は同期入社の局員と一緒です。一方で広く顔が知られていますから、移動の際にも人目につくことがあり、そうした際はタクシーに乗りたいところでしょうが、経費を落とすことは難しいんです。番組に所属しているわけではないので、経費を切れないんですよ。ですので結局、自腹でタクシーを利用したり、番組の制作の車に相乗りするなどの手段を取るしかないと。

 加えて、ドラマ制作やバラエティのディレクター、報道の記者職とは違って残業代もなかなかつかないんです。一部の人を除き、出演番組は多くなく、労働時間は管理されていますからね。ですので、むしろ他の局員よりも毎月の手取り額は安くなりがちなんです。

 ただ、顔が知られて注目される存在ですから、ファッションや美容にお金をかけなければなりません。また、セキュリティの問題もあって変なところには住めず、家賃が高い物件を選択せざるを得ない。にもかかわらず、同期局員よりも手取りが安いとあっては……なかなか厳しいですよね」(前同)