■オーディションの段階から「SNSの誹謗中傷」が問題視されていた

 また、今回の4人同時脱退を巡っては、

《なぜこのコメント欄の方々はメンバーへの理不尽な誹謗中傷を繰り返してきたユーミー(※ME:Iのファン)の存在を棚に上げてすべて事務所のせいにしてるんだろう》
《ここのコメ欄さかのぼると、民事じゃなくて普通に刑事告訴できて有罪になるレベルのコメもちらほらあるんですよ》

 などと、メンバーに対する誹謗中傷の多さを指摘する声もある。

「ME:Iを巡っては、グループ結成前から、メンバーへの過度な誹謗中傷が絶えないところがありました。もちろん、誹謗中傷をする人間が100%悪いのですが……オーディション企画『日プ女子』の選抜方法に対してもさまざまな意見が出ていますね」(女性誌編集者)

 ME:Iの選抜が行なわれた『日プ女子』は、練習生たちがダンスや歌を披露し、“国民プロデューサー”である視聴者投票によって勝ち残りが決まっていく、という流れ。この方式はSNSを利用することで、グループ結成やデビュー前の時期からファンを獲得できるメリットもあるが――、

「一部の視聴者が、“推し”を勝たせたい思いが暴走してSNSで他の練習生を貶める投稿をしたり、パフォーマンスの動画に誹謗中傷が寄せられるなど、穏やかではない話が多かったんです。

 そして、グループが結成されてデビュー決定後も、落選したメンバーを応援していたファンからのやっかみもあるのか……容姿、パフォーマンス、ちょっとした言動など、何かにつけて、SNSでは酷い言葉が飛び交っていました」(前同)

 ME:Iの所属事務所は、彼女たちのデビュー決定後の23年12月25日に公式サイトで《現在、弊社所属アーティスト「ME:I」やその関係者に対するインターネット、SNS上でのご意見やコメントの中には、残念ながら、一定の限度を超えた誹謗中傷、虚偽事実、それらの拡散行為があります》と報告。《一定のラインを超えた表現については法的措置を視野に入れて必要な対応を行う方針です》などと注意喚起を行なっていた。

「今回脱退するRANさんは、“精神的疲弊”を理由に活動休止を発表していましたが、彼女も例に漏れず理不尽なバッシングを受けていました。それが活動休止の理由の1つでは、と心配する声もありましたね。

 すでに、残されたメンバー7人に対しても、“脱退の理由は不仲では”など根拠のない投稿をするファンもいることから、彼女たちのメンタルを心配する声も少なくありません」(同)

 2024年には、デビューからわずか7か月で『NHK紅白歌合戦』に初出場したり、『日本レコード大賞』で新人賞受賞したりと、華々しいスタートダッシュを切っていたME:Iだが、2025年は波乱の年となってしまったようだ――。