夏帆(34)と竹内涼真(32)がダブル主演した2025年秋ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)は、配信サービス・TVerのお気に入り登録数が176万を超え、ドラマ部門歴代5位になるなど、社会現象レベルヒットとなった。その裏には、強力なサブキャラの存在があった。

 同作は、谷口菜津子氏の同名ヒット漫画(ぶんか社)が原作。献身的な山岸鮎美(夏帆)と亭主関白思考な海老原勝男(竹内)が、当たり前と思っていたものを見つめ直し、成長していく再生ロマンスコメディ。配信だけでなく平均世帯視聴率も、最終回が8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好成績だった。

 鮎美の料理に「強いて言えば全体的におかずが茶色すぎるかな」とダメ出ししたり、めんつゆで味付けした後輩・白崎(前原瑞樹/33)の料理を「邪道だよ」と言い放ったり、明らかなモラハラ男の勝男だが、その真っ直ぐさから人気キャラに。しかし、勝男を取り巻くサブ陣の力が、さらに勝男を輝かせた。

 その筆頭は椿(中条あやみ/28)だ。嫌われキャラかと思わせておいて、実は細かいことは気にしないスカッとしたキャラ。女性と友人になることで、人類のもう半分と友だちになれる可能性と喜びを語るなどして、勝男に男女の友情があることを分からせていく面倒な展開を、中条が見事に演じきっていた。これまで“お姫様的ポジション”の役が多かった中条だが、これは新境地だろう。

 また会社の後輩・南川(杏花/26)も、勝男の成長を促す役割を見事に果たした。第4話では、勝男を嫌っていた南川が、休日出勤したあと勝男を飲みに誘い、そこで偶然、勝男と別れた鮎美と付き合っている、ミナト(青木柚/24)に遭遇。ミナトに鮎美をよろしくと勝男が頼む姿を見る表情の変化など、徐々に南川の勝男への感情が変化していくのが伝わってくるシーンがあった。