12月21日に決勝が行なわれた『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日系)で、決勝戦初出場ながら見事に優勝したお笑いコンビ・たくろう。SNSでは祝福の嵐が吹き荒れるなか、ツッコミ・きむらバンド(35)の家族によるXの投稿も話題になった。

 投稿主はきむらの妹・Aさん。決勝の日は、以前からたくろうを起用していた地元・愛媛のテレビ局の密着が入っていたようで、カメラマンの撮影を受けながら親戚一同で中継を眺めていた。

 Aさんが投稿したのは、優勝が決まった瞬間の動画。一同で文字通り飛び上がって喜ぶ様子は反響を集め、実に17万超のいいねや祝福のコメントが殺到した。(現在はアカウントを非公開)

 これを受け、当サイトがAさんに取材を試みたところ、当時の様子や兄・きむらバンドの秘話について、快く話してくれた。

――『M-1』当日の中継や優勝時の気持ちを教えてください。

「ファイナルラウンドのネタが終わった時、根拠のない自信でしかありませんが、なんとなく優勝したかも……と思いました! 『M-1』当日は、地元のテレビ局の密着が入っていた事もあり、従姉妹たちや家族皆で見ていたのですが、発表の瞬間『たくろう』という文字が出る度に皆大騒ぎでした(笑)。

 兄の『M-1』決勝進出が決まってから、本当に“兄の人生が変わりますように”と何度もお祈りをしていたので、嬉しくて嬉しくてたまらなかったです!」(きむらバンドの妹のAさん、以下同)

――『M-1』はご家族でどのように応援されていましたか?

「私は毎年、予選から常にたくろうの結果を気にして見ています。配信も何度か見ようかと悩んだのですが、お客さんのウケ具合で通過したかどうかがなんとなく分かりそうで、怖くて見ていません(笑)。

 予選の前日には母も私も、必ずLINEで応援メッセージを送っていました! 家族のグループLINEでも、準決勝、決勝と進む度に皆が応援とお祝いのメッセージを兄に送っていました!」

――兄・きむらバンドさんはいつ頃からお笑いを目指していたのですか?

「兄がお笑いを目指し出したと家族が認識しているのは、大学時代です。バンド活動をしながら落研に入っていた兄ですが、気付いたら落研(落語研究会)一本になっていたので、音楽ではなくお笑いの世界に行くんだなと思っていました」