■問い合わせを行なうと――

 2026年元日放送の『ミリオネア』のプロジェクト“AIみのもんた”には、

《AIみのもんたは、「クイズタイムリープ」のような感じであれば見てられると思う》
《まぁ、すでにAI美空ひばり(※2019年の『NHK紅白歌合戦』など)とかやってるからみのさんのご家族・関係者の許可があるのなら別にって感じ。番組が面白くなるかは知らんw》

 などと前向きに捉える声もあるものの、

《故人をAIで動かすの勝手にやってればいいと思うけど、商用に使ってるの見るとなんか胸糞悪い気分になる》
《みのもんたさんの昔の活躍などを放送するのは納得するけど、AIで番組にって. . これってどうなんだろ. .》
《技術はすごいと思うし、個人向けにそういうサービスがあるのは理解する。 当然、家族の承諾は得ているのだろうけど、やはりそれは他者が作りたげた別人格であって故人の尊厳を侵害しているように感じる。 製作者に悪意が無くともね》

 といった、否定的な声が多く寄せられ、Ⅹは大荒れとなっている。

「この場合やはり、みのさん本人や遺族がAIでの復活を望んでいたかどうかですよね。もちろん、フジテレビは遺族に許可は取っているでしょうし、だからこそ実現するのでしょうが」(前出のワイドショー関係者)

 本サイトは、現在、みのさんの次男が社長を務めている、かつてみのさんが代表を務めた「株式会社ニッコク」に問い合わせたが、担当者は不在だった。

 そこで、フジテレビに問い合わせを行なった。遺族の許諾については、《所属事務所を通じて、ご遺族には事前にご了承をいただいた上、制作に臨んでおります》とのこと。

 その際に遺族からどのような思いを伝えられたのかとも問い合わせたが、そちらへの回答はなかった。

 逝去から10か月でAIで復活するみのさん。“AIみのもんた”はどんな見た目で、どんな動きを見せ、何を発するのか。そして、それを見た視聴者は、どんな思いを持つだろうか――。