■元大関・琴光喜が強力な助っ人に!

 現役時代から仲がよかった元大関・琴光喜の田宮啓司さんも店を手伝ってくれることになった。琴光喜は野球賭博で相撲協会を解雇されたのだが、それを不服として、何年かの間、髷を切らずに裁判で戦った。

 ただ、彼にも家族がいて、食べさせていかなければならなかったので、名古屋市内で『焼肉 やみつき』を経営していた。

 メニューはドラゴとほぼ同じで、力士仲間もちょくちょく顔を出して、繁盛していた。息子たちも相撲を続けているから、「相撲を教える」ことには長けている。

 そして、もう1人。元大関・栃ノ心も手伝ってくれている。ワインと蜂蜜の輸入業もうまくいっているようだし、力貴庵でも扱おうと思っている。

 そして、肝心の蕎麦屋だが、力士を辞めた人間が第二の人生として、力貴庵の蕎麦を習得して、蕎麦屋を各地に広げてもらいたいという夢も持っている。

 今年はいろいろな意味で「相撲」を広げていく、改革元年になればいいね。

貴闘力忠茂(たかとうりき・ただしげ)
1967年9月28日、兵庫県生まれ。二子山部屋(入門時は藤島部屋)入門後、83年に初土俵。最高位は東関脇。2000年に幕尻(前頭14枚目)で初優勝する。02年に引退し、大鵬部屋の部屋付き親方となるが10年に野球賭博関与のため日本相撲協会を解雇される。現在は焼肉店『ドラゴ』を経営。