相撲界の内情や制度、騒動の行方を、元関脇・貴闘力が現場目線で読み解く。経験者だから語れる、大相撲のリアルが詰まったコラム。
皆さん、明けましておめでとうございます!
この連載、時には愚痴ったり、怒ったりすることもあったけど、オレはいつもガチンコ勝負で本音を言っているつもりだ。今年も、どうかお付き合い願いたいと思う。
昨年末には、「人生最大のギャンブル」とも言える蕎麦店『力貴庵』を、栃木県鹿沼市にプレオープンさせた。
初日の12月21日は、ちゃんこを1000食分、スタミナ蕎麦を500食分、『焼肉ドラゴ』で提供しているドラゴカルビを100キロ用意した。
ちゃんこは1杯500円、カルビは1人前2000円のところ1000円と大盤振る舞いした結果、近隣の人を中心に、たくさんのお客様にいらしていただいた。
併設しているミュージアムにはオレが現役時代に使っていた化粧まわしを中心に、15枚ほどの化粧まわしを展示。そのほか、相撲グッズも豊富にあるし、店内では相撲のビデオを流しているから、待ち時間も退屈しない。
「人生最大のギャンブル」と表現したのは、力貴庵建設の資金は、すべて自分の金で、この店が失敗したら、オレはスッカラカンになるからだ。
店をお客様でいっぱいにしたいという夢もあるのだが、最大の目的は、店にある土俵で子供たちに相撲を教えることだ。
数年前から都内でもそういう土地を探していたが、適当な物件は見つからなかった。やっと「教えられる」場所ができたことは本当に嬉しい。