■デジタル終活代行サービスが流行るかも?
もし俺がポックリ逝ったら……。アマゾンプライムやネットフリックスといった定番の動画配信サービスはもちろんのこと、FANZAの「見放題デラックス」(8980円)にも加入してる。とはいえ、FANZAのサブスクに入ってることは、いろんなところで言ってるから。ダメージなんかない。
ただ、一般の、特にお堅いイメージで通ってる人は気にするかも。
『モームリ』みたいな退職代行サービスが流行るんなら、今後、デジタル終活代行サービス的な商売も出てくるんじゃないか?
遺族に「あいつ、FANZAのサブスクで見てたんだ?」と思われたとしても、
「映像配信履歴は契約者様のプライバシー保護のために遺族とはいえ開示できません」なんつって。性癖を勘ぐられることなく、あの世に逝けたりして。
俺の親父が死んで出てきた遺品に、『洗濯屋ケンちゃん』の裏ビデオがあった。それもダビングにダビングを重ねた、画質と音質が著しく劣化したVHSテープが。
オヤジが、そのビデオを見てたと思うと泣けてきたね。俺にひと言声かけてくれたら、表だろうと裏だろうと、どんなエロビデオだって調達したのに。
でも、よく考えたら、死んじまったら、どうでもいいよな。『洗濯屋ケンちゃん』が出てきて、おふくろはあきれてたんだから。「バカだねー」で、いいんじゃないかと思うよ。
玉袋筋太郎(たまぶくろ・すじたろう)
1967年生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入りし、翌年、水道橋博士と浅草キッドを結成。一般社団法人全日本スナック連盟会長。