クリスマスイブの12月24日、高知県の桂浜水族館が公式Xに自虐的な投稿をし、15万超の“いいね”を獲得する大反響を集めた。
投稿があったのは24日の午前10時30分。アカウントは亀とのふれあいコーナーやアシカのプール、ゲームセンターなど館内の画像4枚を投稿したのだが、どの画像にも人っ子1人写っていない。
そして投稿文では、客が全くいないこの状況を、山下達郎の名曲『クリスマス・イブ』の替え歌で《きっと客は来ないWWW》《サイレッナイWWW》《ッホリナイッWWW》《ハァ、暇だし酒でも飲むか》と自虐。これが、
《完全にお店側の絶望とツッコミが同時進行してる感じw》
《そのテンションで客来ないって言い切れるの逆に才能だと思うw》
《店員だけのクリスマスイブ…》
といった声を集め、ユーザーの笑いを誘ったのだった。投稿の閲覧数は、なんと26日午前の時点で1168万回超。この大反響を集めた投稿について、本サイトは桂浜水族館に詳しい背景を尋ねた。
担当者によると、普段の来館者数は「閑散期の今は、平日で100~200名、土日がだいたい250名~300名ほどです」とのことだが、投稿のあった24日については「来館者数は約80名でした」とかなり少なかったことを告白。
例年のクリスマスについては、「コロナ禍でもありましたので参考になるかはわかりませんが、過去5年の来館者数を見てみますと、イブ・クリスマスともに土日の場合は400~500名が来館、平日の場合は100~150名程度が来館されています」とのことで、担当者も理由は分からないようだが、今年だけ特に少なかったようだ。
これだけ来館者が少ないと、売上にも影響が出たのではないかと聞いてみると……。
「当館は究極のエサやり体験パラダイスというコーナーで、1回100円の動物へのエサやり体験が非常に人気です。個性豊かで、スタッフよりも営業上手(?)な生き物たちの魅力にしっかりハマっておねだりに負け、散財してしまうことから、『課金地獄』と言われるほど来館者を沼に引きずり込む仕かけとなっているのですが、24日当日はやはり来館者が少なかった分、体験者も少なく、売り上げは普段の半分ほどでした」