■重量級アーティスト出演が奏功、司会者の評価は……

 楽曲『天までとどけ』を披露した松任谷のパフォーマンスに対しては、

《今年の紅白も、松任谷由実全然声出てなかったな。もはや演奏を聴いてるのと大して変わらない》
《松任谷由実が荒井由美時代の曲を歌っていたが、高い声はもう無理なんだろうね》

 などの意見も寄せられている。

「以前から声が出ていないという指摘もありましたが、本人サイドが“出たい”と意欲的だったといいますし、NHKも格を重視したんでしょうが、少々厳しい感じでしたね。

 ただ、出場するなら今回がラストチャンスだったの出場がなく、聖子さん、矢沢さん、松任谷さん、玉置浩二さん(67)、TUBEなどのベテランや20周年でOGも参加したAKB48といった重量級のアーティストをそろえ、視聴率的にはこれが奏功したのでしょうね」

 ベテランでは郷ひろみ(70)が25年12月29日のリハーサルで「今年の『紅白』で一区切り……僕自身つけたい」と発言し、後進に道を譲ると明かしたことも話題を呼んだ。

「郷さんのように何年も連続で出場しているアーティストにとって『紅白』の“やめ時”は結構難しいんです。いきなり出場がなくなると、視聴者に“『紅白』サイドに降ろされた”と見られてしまうんですよね。これまでも大御所歌手でそういった方が複数いましたからね。

 そうならないためには、自分から“勇退する”と宣言することは大切で、郷さんもそういう戦略を取ったと見られていますね。70歳と良い区切りでもありますしね。

 大体、“不選出”の3年ほど前に『紅白』サイドから“そろそろ……”という話が来ると言いますが、なかなか自分からはやめられないものなんですよね。今回、布施明さん(78)が久しぶりに出場しましたが、数年後の郷さんの復活出演も十分にあるでしょう」

 今回の『紅白』では3年連続起用の有吉弘行(51)のほか、俳優の綾瀬はるか(40)、今田美桜(28)、NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(43)が務めたが、今田がM!LKの楽曲紹介をしようとした際にスタッフからストップが入り、進行が止まる場面、10秒近く沈黙となる場面もあった。

「初司会の今田さんは頑張っていましたが……綾瀬さんはやはり天然キャラで“らしさ全開”。綾瀬さんの担当箇所で“間”ができてしまった際、今田さんはもしかしたらフォローを入れたかったかもしれませんが、先輩俳優ですから気を遣ってしまったところもあるのではないでしょうか。有吉さんも、フォローはバッチリという感じではなかったですよね。有吉さんは3年連続で司会を務めましたが、かねてより“『紅白』には合っていない”と指摘がありますからね。

 たくさんの番組でMCを務めている有吉さんですが、彼のウリは毒舌や歯に衣着せぬ発言ですからね。すべてがかっちり決まっている『紅白』で楽しく明るく進行をするというのは、有吉さんのキャラに合っていないですよね。今回もあらためて“合っていない”と感じた人も少なくなかったでしょうね」

 賛否もあった『紅白』だが、重量級のアーティストをそろえ、スタッフの奮闘もあってか数字的には大成功。NHK上層部も安堵しているだろう。