フリーアナウンサーの久米宏さん(享年81)が1月1日に肺がんのため逝去していたことが、同月13日に公表された。訃報を受けて各局で追悼特集が組まれるなど、あらためて久米さんの大きな存在感が注目されている――。
久米さんは早稲田大学政治経済学部を卒業後、1967年4月にTBSにアナウンサーとして入社。同局でクイズ番組『ぴったし カン・カン』(1975年~86年)や音楽番組『ザ・ベストテン』(78年~85年)の司会、ラジオ『土曜ワイドラジオTOKYO』のパーソナリティ(78年~85年)など多くの人気番組に出演し、全国的な人気アナウンサーに。79年にTBSを独立後も、フリーアナウンサーとして前述の番組への出演を続けた。
そして1985年、久米さんがメインキャスターを務める大型ニュース番組『ニュースステーション』(テレビ朝日系)がスタート。2004年まで約18年半にわたって放送され、久米さんのキャリアを代表する番組になった。久米さんは、同番組終了後も数多くのテレビ・ラジオ番組ほか多岐にわたる分野で活躍した。
1月13日、『ニュースステーション』の後番組である『報道ステーション』(テレビ朝日系)では、出演者たちが過去の映像を振り返りながら40分間にもわたって久米さんの歩みや人柄を振り返る異例の追悼企画を放送。14日放送の『徹子の部屋』では、司会の黒柳徹子(92)が久米さんと『ザ・ベストテン』で長くコンビを組んでいたことから、予定を変えて久米さんの追悼特集として放送された。
“古巣”であるTBSでは、13日夕方の『Nスタ』では出水麻衣アナ(41)と井上貴博アナ(41)、14日朝の情報番組『THE TIME,』では安住紳一郎アナ(52)、昼の情報番組『ひるおび』では江藤愛アナ(40)――各時間帯のニュース番組で特集が組まれ、“後輩”のアナウンサーたちが久米さんの逝去を惜しんだ。
そして、その他の局の番組でも、久米さんの永眠は14日朝に大きなトピックとして取り上げられた。『ZIP!』(日本テレビ系)では水卜麻美アナ(38)、『サン!シャイン』(フジテレビ系)では佐々木恭子(44)と武田鉄矢(76)など、やはり複数の番組で出演者たちが久米さんの他界を悼むコメントを寄せた。
「久米さんは国民的な知名度があるアナウンサー・タレントでしたが、主要民放キー局すべてで大きなニュースとして取り上げられるというのは凄いことですよね。テレビの世界において、特別な存在だったことを感じさせます」(スポーツ紙デスク)