2026年は仮面ライダー生誕55周年のアニバーサリーイヤー。そんな節目の企画として、東映は「仮面ライダームービープロジェクト」と題して、歴代仮面ライダーが絡む新作映画の製作を発表した。
作品名はまだ明かされていないが、東映は “11作品の候補作とタイトルロゴ”を発表。1月27日の情報解禁日まで予想投票を実施していて、多くのライダーファンがこぞって投票を行なっている。
候補作のうち、テレビ本編とはデザインが大幅に異なるタイトルロゴを新造している『仮面ライダーアギト』(01年)、『仮面ライダー鎧武』(14年)の新作だろうと推測する声もあるが、それを上回る勢いで、水嶋ヒロ(41)が主演した『仮面ライダーカブト』(06年)の20周年記念作を有力視するファンが多い――。
『仮面ライダーカブト』は「最強の仮面ライダー」をコンセプトに制作された作品。男児人気の高い昆虫をモチーフに孵化(ふか)の要素も取り込んだスタイリッシュなデザイン、各ライダーの洗練されたアクションや個性豊かな変身者の活躍などから、現在も根強い人気を誇る作品だ。
同作で水嶋が演じたのは自らを「天の道を往き、総てを司る男」を称する超人・天道総司。傲慢不遜の俺様ぶり、「おばあちゃんが言っていた……」を枕詞に繰り出される“天道語録”の数々など、とにかく濃いキャラクター性が人気を博した。言葉を選ばずに言えばリアリティの欠片もない荒唐無稽な存在だが、水嶋の美しいビジュアルによって奇跡的に成立していた、伝説的な主人公である。
彼をキャスティングした東映の名物プロデューサー・白倉伸一郎氏と武部直美氏は「相談している間にほかに取られてしまう」と、他者の判断を仰ぐ前に所属事務所へ電話を入れたことを後年インタビューで語っている。後に水嶋が大ブレイクしたことを考えても、ずば抜けたオーラがあったのだろう。
そして、今回“新作候補”の1つとしてとして発表された『仮面ライダーカブト20th ―天を継ぐもの―』が、新作映画として実際に製作・公開されるのでは――とファンが熱い視線を送っている。その理由は、2026年が『仮面ライダーカブト』の20周年イヤーであり、ロゴもそれを意識したデザインとなっているから。
そして、多くのファンが『カブト』の新作が制作される“根拠”として挙げているのが、昨年SNS上で話題となっていた、当時の監督やキャスト陣の意味深な動きの数々だ。
まず、東映の石田秀範監督は昨年2月頃からインスタグラムで『カブト』絡みの企画が動いていることを示唆する投稿をしていて、4月25日には《遂に、始動! 石田、発進します!!》と、報告。以降、『カブト』を連想させる撮影現場や衣装の写真などが5月末頃まで投稿された。
監督サイドにそんな動きがあった一方で、5月1日には、『カブト』のサブライダー・“風間大介/仮面ライダードレイク”を演じた加藤和樹(41)がXを更新。同作の2号ライダー・“加賀美新/仮面ライダーガタック”役の佐藤祐基(41)との2ショットを《仮面ライダーカブトで共に闘った仲間》と添えて投稿した。
さらに、『カブト』の主要キャラでも絶大な人気を誇る“矢車想/仮面ライダーキックホッパー”を演じた徳山秀典(43)も、やはり5月半ばに“早朝から15時にかけての汗だくになる撮影”に励んでいたことをXで報告。当時からこういった数々の投稿は、“新作の匂わせでは?”と注目を集めていた。真偽不明ながら、撮影風景らしき画像もXに拡散されている。
20周年の節目であり、当時の監督やキャストによる意味深な投稿――この2点に加えて、水嶋が『仮面ライダーカブト』を現在も大切にしていて、過去には出演に意欲的なコメントをしたことも、水嶋が『カブト20th』に主演として登場するのでは――と期待の声が寄せられる大きな要因となっている。