■水嶋ヒロは「黒歴史なんて思ってない」と断言

『仮面ライダーカブト』の放送終了後、前述の佐藤や徳山は関連商品の新録ボイス収録や、後輩ライダーの作品などに客演していたが、水嶋演じる天道は再登場しないことから、一部では、彼の中での“黒歴史説”もささやかれていた。

 しかし、水嶋は2018年末、佐藤健(36)ほか多くの歴代ライダー俳優が客演したお祭り映画『平成ジェネレーションズFOREVER』が公開された際、インスタグラムを更新。《なぜ出ない?みたいなコメントをこれまであまりにも沢山もらってきているから、誤解されたままなのも悲しいので、正直に言うね。そもそもオファーを貰ってないから検討のしようが無い》と、内情を告白。

《黒歴史なんて思ってないよ。当時俺を選んでくれたプロデューサー陣、育ててくれた石田、長石、田村、田崎監督(※いずれも当時の監督)や他スタッフ、特撮ファンの皆にはずっと感謝してる》

 と、あらためて作品への感謝の言葉をつづっている。20年には、娘がカブトの人形を持っている写真を投稿したことも。

 そして何より、客演ならともかく『仮面ライダーカブト』の新作を撮るなら、唯一無二の主人公・天道総司がいなければファンは納得しないだろう。近年、水嶋はタレントとしての露出が激減したが、昨年10月には筋肉質で引き締まったマッチョな近影をインスタグラムに投稿している。細身だった『カブト』当時とは雰囲気が変わっているが、“ヒーロー”としては変わらぬカッコよさだ。

 そういった理由から今回の「仮面ライダームービープロジェクト」には、

《可能性は低いとわかっているけれど、もし本当にKABUTO劇場版があるなら、水嶋ヒロにゲスト出演であっても再び出演してほしいと願っている》
《半年くらい前にカブトの撮影しているような画像出回ってたけどこれって出来レースじゃないの》
《水嶋ヒロ出ないのに20周年映画やる意味ないしまあ出るだろうな戦隊が「全員揃う」のが周年企画の前提とされてるのに、ライダーは主役なしでやりますとかありえないし》
《「天を継ぐもの」って天道でないんじゃね?からのサプライズ水嶋ヒロ期待してる》

 といった、水嶋ヒロ主演の『仮面ライダーカブト』の新作映画製作に期待する声が多く寄せられている。

『仮面ライダーカブト』の最終回では、パリに作務衣姿で豆腐を買いに行き、現地人にも名が知られていて驚かれ、それにフランス語で「おばあちゃんが言っていた……」と返す、という唯一無二すぎるラストシーンが描かれた天道総司(水嶋)。20年越しに、この続きが描かれるのだろうか――。

特撮ライター・トシ 
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受ける。その後、歳を重ねても熱量は衰えず『クウガ』から始まる平成仮面ライダーシリーズと現在も歴史が続く令和ライダーはすべて履修し、『スーパー戦隊シリーズ』、平成以降の『ウルトラ』シリーズも制覇済み。『仮面ライダーゴースト』の主人公の決め台詞でもある「俺は俺を信じる!」を座右の銘に仕事に全力全開。