■『リブート』にも大どんでん返しが?
拡大版で放送されたのに、見終わるまであっという間に感じた。視聴者の声にあるように、主演の鈴木とサプライズ出演した松山の演技が抜群。特に鈴木が、早瀬から儀堂へとリブートする前と後で、きっちりキャラを演じ分けているのがすごい。出演する役者陣も芸達者揃いで、キャラが立っているから、登場人物が多いのにゴチャついて見えなかった。
考察も盛り上がっていて、《そもそも儀堂は死んでない説あるんじゃない? 冒頭の烏骨鶏にツンツンされてた初代儀堂は生きていて、山で刺されて埋められたリブート儀堂は、自分の身に何かあった時のダミー儀堂。ケーキ屋の松ケンリブート儀堂は初代儀堂のバティとして一緒に消えた10億の行方を追うためにとか?》(原文ママ)など、儀堂に注目が集まっている。
まだ謎だらけの本作だが、黒岩脚本は『全領域異常解決室』でもどんでん返しをくらわせていたので、ただの復讐劇で終わるとは思えない。鍵はリブートになりそうだ。リブートに必要となる手術を行う整形外科医・桑原瞳を野呂佳代(42)が演じたが、秒で退場したダイアンの津田篤宏(49)とは違って、彼女がちょい役で終わることはないだろう。桑原がキーマンになるとすると、別の人間のリブート展開は十分、ある。
儀堂(鈴木)の複数回のリブートを疑う声はあるが、それよりもリブートが怪しいのは一香(戸田)だ。そもそも、一香が早瀬にいきなりリブートを勧めたのは不可解だし、死んだ早瀬の妻・夏海(山口)とは顔を合わせたことはないが、2人ともオンラインカジノや詐欺の資金洗浄の仕事をしていた。