■「“事件性はない”と強調するなど、言い訳をしているようにも思えてしまいます」

 前山は、自身のようにスキャンダルを経験して再起に苦労している人をサポートする活動をしていきたいとし、そのためにもメディアには出続けたいとも語っているが――今後も、前山がメディアに出続けることは可能なのか。芸能評論家の三杉武氏はこう話す。

「男女関係のもつれで事件性はないのかもしれませんが、芸能人はイメージ商売ですからね。これだけ反発が大きいとメディアに継続的に出ていくのは難しいですよね。出演予定だった舞台も周囲の判断で中止になったわけですからね。共演者も嫌がるでしょうし、そもそもオファーがあるのかどうか。制作サイドやスポンサーが前山氏を起用するとなると、世間からの反発は大きいですしメリットがない。

 そして、沙也加さんが大量の精神科の薬を服用していたことなど、今になって沙也加さんのエピソードを明かすのも沙也加さんファン、母で歌手の松田聖子さん(63)ファンの気持ちを大いに刺激しますよね。なぜ、今、それを言うのか……。

 前山氏の“生きていかなくてはいけない”という気持ちも分からなくはないですが、インタビューを通じて自らの主張をするのも“どうなのか”と受け止められていますね。犯罪者ではなくても世間からの拒否感が強すぎますし、今の彼にニーズがあるかというと、決してそうではありませんからね」(以下、三杉氏)

 現在はYouTubeやSNSで自ら発信していくことも可能となり、前山も24年10月にYouTubeチャンネルとTikTokアカウントを開設し、複数の動画を投稿したが、いずれも炎上している。

「YouTubeでの発信もできなくはないのでしょうが、成功するかといえば難しいそうですよね。また、本人は反省しているのかもしれませんが、SNSでも“反省が足りない”という意見が多い。本人には後悔の念があるのかもしれないですが、インタビューを読むと“事件性はない”と強調するなど、言い訳をしているようにも思えてしまいます。

 インタビューでは沙也加さんへの哀悼の意を表する言葉があってもいいはずですが、それもない。実際にはそういった言葉があったのかもしれませんが。ただ、やはり自分の正統性を主張しているように感じられますし、それが沙也加さんファンの気持ちを刺激することになったのではないでしょうか。

 加えて、昨年の『NHK紅白歌合戦』に母の聖子さんが復活したタイミングでもある。2011年には沙也加さんと一緒に歌ったステージに再び立って、究極の大トリを務めた直後ですからね。狙ったわけではないでしょうが、前山氏の今回のインタビューに苦言を呈したくなる人は少なくないはずです」

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 ここにきて、自身が知る沙也加さんのエピソードを明かし、「言い訳をしているよう」とも評価をされるインタビューに臨んだ前山。沙也加さん急逝から4年が経過したが、世間からの彼への厳しい目は変わらないようだ。

三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。