阪神タイガースのレジェンド、“ナニワの春団治”こと川藤幸三が猛虎愛を語り尽くす熱血コラム。OB目線の激励から時には喝も……熱き魂が炸裂する!
ある野球関係者から、こんなことを聞かれた。
「カワさんも、たまにはエゴサとかやるんですか」
「なんや、それ。タイガースには江草(仁貴)ちゅう左投手がおったけど」
ワシが的外れなことを言うもんやから、その人物は「エゴサ」について丁寧に説明してくれた。
エゴサちゅうのはエゴサーチの略で、インターネットで自分の名前を検索し、ネット上で自分がどのように評価されているかを調べるこっちゃ。まあ、みんなは、こんな説明をせんでもエゴサが何かは知っとるやろうけど、ワシにはまるで縁のない言葉やった。
もちろん、エゴサなんか、やったこともない。ネットに書かれた自分の評価を気にして、どうなるんや。そんなもんを気にしたところで、得することなんてあらへん。悪口言いたいヤツには言わせておけばええ。
だいたいワシのように柄の悪い人間に対しては、褒め言葉より悪口のほうが多いに決まっとるしな。ワシの野球解説に対しも、態度がデカいとか、精神論ばっかりやないかとか、何かと文句を言いたいヤツがおるのは想像がつく(笑)。それで、ええやないか。