2年に一度行われる、日本相撲協会の理事選挙と理事長選挙。初場所後の実施を目前に控え、土俵外ではキナ臭い動きが漏れ伝わってきている。

「注目は世代交代です。65歳の定年を前に、63歳の芝田山親方(元横綱・大乃国)ら4人が理事を退任します。

 62歳の八角理事長は、もう1期(2年)続投する見通しですが、その後は、2大派閥の二所ノ関一門、出羽海一門のどちらかから次期理事長が誕生すると見られています」(協会関係者)

 そんな中、関係者を驚かせる異例の事態が起きた。

「伊勢ヶ濱部屋の力士9人が、初場所から一斉に四股名を改名したんです」(スポーツ紙相撲担当記者)

 9人中8人は、元横綱・白鵬が師匠を務めていた宮城野部屋出身の力士だ。

「“令和の怪物”と呼ばれた伯桜鵬は伯乃富士に。師匠の“白鵬”を四股名に入れていたモンゴル出身の聖白鵬は寿之富士に改めました。これで、部屋内の“鵬”がつく力士は、改名を拒否した炎鵬ただ一人になりました」(前同)

 現在、伊勢ヶ濱部屋の師匠を務める元横綱・照ノ富士(34)は「みんなで一つの方向を向いて、頑張っていきたい」と説明したが……。

「昨年6月に退職した白鵬の遺産を照ノ富士が総取りしたと、対外的にも示したと言えます。

 白鵬が金と時間をかけて口説いた有望な弟子はもちろん、鳥取城北高、日大といった相撲強豪校とのパイプ、モンゴルからのスカウトルートなども含め、伊勢ヶ濱部屋が吸収した格好です」(タニマチ筋)