■笑いが止まらない人がいて…
当の白鵬の胸中は、さぞ複雑なものと思いきや、
「照ノ富士から、四股名改名について事前に連絡があったことを明かし、“円満相続”をアピールしました。
現在、アマチュア相撲を統括する日本相撲連盟で顧問を務める白鵬にとって、照ノ富士との関係はプラスです。自身が見出した有望なアマ力士を照ノ富士の部屋に送れば、外部から存在感を発揮することもできますから」(相撲ジャーナリスト)
その構図は、未来の“シン理事長バトル”にも、大いに影響を及ぼすという。
「白鵬が退き、未来の理事長は二所ノ関一門の総帥かつ、横綱・大の里を育て上げた元横綱・稀勢の里(二所ノ関親方)が大本命かと思われましたが、ここにきて照ノ富士の参戦の可能性が浮上しました。
苦労人である照ノ富士の謙虚さは、他の親方衆も認めるところ。伊勢ヶ濱一門からの理事選出馬は、今年も浅香山親方(元大関・魁皇)で一本化されていますが、ゆくゆくは一門の総帥として理事に押し上げられる立場です」(前同)
トラブルメーカーの白鵬が協会を去り、代わって照ノ富士が頭角を現す――。実は、この事態、けっして偶然ではないとう。
「この結果にニンマリしている親方こそ、伊勢ヶ濱部屋の先代師匠で、照ノ富士を育て上げた現・宮城野親方(元横綱・旭富士)でしょう。
昨年の白鵬の退職時に、白鵬が所有する宮城野の名跡を継承。将来的には白鵬の弟子に宮城野の名跡を渡し、部屋再興を支援すると語りました」(同)
一見、親心にも見えるが、とある角界関係者はこんな見方を示す。
「白鵬にとっては愛弟子を人質に取られたようなもので、部屋再興のためには旭富士及び照ノ富士に逆らえません。
また、不祥事で伊勢ヶ濱部屋預かりとなった白鵬に、協会の意向を伝えていたのは旭富士。うがった見方をすれば、伝え方ひとつで白鵬の気持ちを相撲協会から離れさせることもできた。白鵬を追い出し、照ノ富士を理事長に押し上げる画を描いていたとしたら……」
理事選の裏には、ドス黒い欲望が渦巻いている――。