■税金の“プロ”が見た大谷の凄い“節税術”
日米法人の税務顧問などを務める福留聡税理士事務所の福留聡氏は、プロの目から大谷が多額の寄付を行う理由を解説する。
「基本的な構造として、アメリカのほうが寄付金の控除を認める幅が広いんです。
要するに、それは経費になる分が多いということだから、課税所得が圧縮されて税金が安くなるということなんですね。米セレブが寄付をするのは節税対策の面も大きいんですよ」
同様に、愛犬デコピンに由来するファミリー企業「デコピン社」を設立したのも、賢明な判断だと頷く。
「高額所得者は法人化することで、効率的な税金対策が可能になりますからね。日本のスポーツ選手は個人事業主がほとんどなので、そのあたりは大きな違いとなっています」(前同)
大谷ほどの資産規模になると、個人で、お金を管理するのは不可能だという。
「大谷の代理人は大手エージェンシー・CAAに所属するネズ・バレロ氏。他にも税理士法人、資産管理のエキスパート、投資専門家などが“チーム大谷”として機能しています」(在米スポーツジャーナリスト)
だが、いくら専門家で周囲を固めたところで“魔の手”は寄ってくる。
「元通訳の水原一平受刑者による巨額賭博詐欺の被害額は1700万ドル(約26億円)。返済能力がないので実際は泣き寝入りとなりそうですが、今の大谷なら“どこ吹く風”といったところかもしれません」(前同)
巨額マネーがうごめく“大谷経済圏”だが、本人の生活は質素そのもの。
「真美子夫人と結婚する前はファッションにも無頓着で、“チーム一ダサい”と称されたことも。好きな試合前の食事を聞かれて“おにぎり”と答えていたこともあったし、日本ハム時代は“1か月1万円生活”を貫いていました」(デスク)
そんな庶民派スターにとって大切なのは、
「アイシング器具、マッサージ器、枕など、とにかく体と集中力を保つために必要な道具だけ。愛すべき野球バカですよ」(前同)
26年も野球界とスポーツ経済界の“二刀流”での大活躍は間違いなさそうだ。
【前編】野球だけじゃない、副収入も世界一!大谷翔平が「世界の広告塔」と認められる理由と「豪快節税術」では放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏や日米法人の税務顧問などを務める福留聡税理士事務所の福留聡氏が、1300億円超えとも言われる大谷経済効果の凄さや、大谷が将来的に行なう可能性がある「凄い節税術」を解説する。