■プロ野球選手史上最多となる退場回数を記録して…
なお、そのバレンティン以前に55本の“タイ記録”にまで到達したのが、01年の近鉄・ローズと、翌02年の西武・カブレラの2人である。
とりわけローズは、巨人移籍後の04年に外国人初の両リーグ本塁打王。合併後のオリックスに戻った07年には、外国人選手で唯一の通算400本塁打も達成した。
「血の気も多かったローズは通算14回と、退場回数でも歴代最多。トップ10に居並ぶのは、金田正一ら往年の名監督ばかり。それだけに、通算7回で5位タイのカブレラも異彩ぶりが際立ちます」(前出のプロ野球ジャーナリスト)
そのカブレラの所属した西武と言えば、清原和博&秋山幸二とともに“AKD砲”を形成した“カリブの怪人”デストラーデも印象深い。
通算160発は、カブレラに抜かれるまで球団助っ人では歴代1位。95年5月の富山では、1試合だけ投手としても登板した。
「守備はからっきしダメだったデストラーデは、まさにDH制のあるパ・リーグを象徴したスラッガー。
西武黄金期に前を打つ清原が真剣勝負をしてもらえていたのも、デストラーデが十分、怖い打者だったから」(前同)
今季大活躍を見せたソフトバンクのモイネロや日本ハムのレイエスに続く“大当たり”を引き当てるのは、どの球団か。
昨今、顕著な“投高打低”を打ち破る助っ人勢の豪快な一振りに期待したい。