東京ディズニーリゾート(TDR)が年間パスポートの販売を休止したのはコロナ禍だった2020年のこと。それから5年、復活の見込みはないままにその客層は大きく変わった――。

「東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの公開資料で“年代別来園比率”をみてみると、4歳~17歳は19年度は26.6%、40歳以上が21.5%ほどで推移していました。その一方で、20年度に4歳~17歳が19%、40歳以上が26.6%とその比率の高さが逆転。40歳以上の割合はその後23年度に33.2%を記録。24年度には33.9%にまで伸びています。また、その中間層となる18歳~39歳はコロナ禍前までは50%以上の来園比率でしたが、20年度の54.4%の後は大きくその割合を減らし、24年度は41.2%と落ち込んでいます」(全国紙経済部記者)

 継続的な入園料の値上げにより、日ごとに異なるパークチケットの料金は現在18歳以上の大人で7900円~1万900円、12歳~17歳は6600円~9000円、4歳~11歳は4700円~5600円だ。4人家族でパークを訪れると入園料だけで4万円近い出費である。それだけに、若年層や中間層が減り、時間と資金に余裕のある40歳以上の来園者の割合が増えるのは当然だろう。

「23年度にはパークを訪れる外国人観光客は349万人に到達し、12歳~17歳の来園者の数を抜きました。24年度はさらにインバウンド客の数が増え421万人にまでなっており、4~11歳からの来場者数を上回っています」(前同)

 19年度の4~17歳の来園者の数は771万6128人。24年度の同世代の来園者は686万1942人だ。この5年間で85万4186人もの若者来園者が減っており、一見すると急速に進んでいるかのように見える若者のディズニー離れ――。

 しかし、必ずしもそうとは言えないようだ。TDL(東京ディズニーランド)開園以来パークに足を運び続けているディズニー通で、『東京ディズニーリゾート知識王No.1決定戦』(日本テレビ系)で優勝経験もある吉田よしかさんに、話を聞いた。

「若年層のお金の使い方は、開園当時と比べて確かに変わりましたよね。東京ディズニーランドの開園当時は今よりも日本に“テーマパーク”が少なく、東京ディズニーリゾートが一人勝ちで“夢の国”として憧れたものですが、令和の今は他にも色々な楽しみ方が増えました。ただしディズニー自体に興味がなくなったかというと必ずしもそうではなくて、世界の情報が手軽に取れるようになった結果、海外のディズニーパークに日本の若い方が足を運ぶ回数が増えてきたように感じます」(吉田さん)