■“コスパ”を求めるなら、逆に海外パークか

 取材時も、東京ディズニーランドの1.8倍の敷地面積で、アジア最大級を誇る上海ディズニーランドに足を運んだばかりだったという吉田さん。入園料は1万3000円ほどと東京より数千円高いが、逆に“コスパ”を重視する人は、海外パークを目指す風潮があると指摘する。

「海外のディズニーパークは、総じて東京ディズニーリゾートの入園料より高いです。中で売っているフードも日本より高い。ですが日本にはないタイプの迫力あるアトラクションのほか、ディズニーキャラクターやダッフィー&フレンズ、ディズニープリンセスと確実に触れ合える屋内型のグリーティング施設を設けているなど、総合的な満足度がより高いように感じます。日本(東京ディズニーリゾート)のデータ上だと若い層が来てないように見えるのかもしれませんが、海外のパークでは若い方を中心に、日本人の方に会うことが増えたなと感じます」(吉田さん=以下同)

 特に日本からほど近い香港ディズニーランドと上海ディズニーランドは、香港、上海ともに“0泊3日(ほぼ日帰り)”が可能という気軽さもあり、昨今は若年層にも人気が高まってきているという。その証拠に上海ディズニーランドの来園者数は年を追うごとに右肩上がり。23年には1300万人が来園し、24年には1470万人の来園者を記録している。上海市内には25年に開園したレゴランドもあることからテーマパーク好きな外国人観光客の姿も珍しくない。

 自身も“弾丸香港ディズニー”を経験した吉田さんによれば、深夜1時発の飛行機で朝5時に香港着、同日20時にパークを出て22時ぐらいの飛行機に乗れば、翌朝5時ぐらいに帰国できるとのこと。

「たとえば東京ディズニーリゾートで遊ぶのに、入園料や宿泊料、交通費などで1回5万円かかるとします。5万円で東京を楽しむのか、もう少し上乗せして香港や上海のパークに行き、異国の地でより旅行気分を味わうのか? もちろん何を重視するかは人それぞれだと思いますが、せっかく行くならと海外を目指したくなるのは不思議ではありません」

 ちなみに、東京ディズニーリゾート以外の海外ディズニーリゾートでは全てのパークで年間パスポートが健在だ。ディズニー好きにとって、手軽にも、ディープにも楽しめるのが日本より海外のパークになっているのかもしれない。

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吉田よしか
神奈川県生まれ。年間を通じて、国内・海外のディズニーリゾートを訪れ、現地の最新情報のほか、ディズニー関連の情報をAmebaオフィシャルブログ、YouTube、Instagram「吉田さんちのファミリー日記」にアップ。総フォロワー約40万人のインフルエンサーとして活躍中。