「前々から寂しい感じになっていたフジテレビの『月9』枠ですが、今年の4月からはさらに厳しいことになりそうですね……」(芸能プロ関係者)

 現在は橋本環奈(26)主演を務める医療ドラマ『ヤンドク!』が放送中のフジ月9枠。2月2日には第4話が放送されるが、すでに視聴率は振るわない状況にある。

 橋本主演の連続ドラマ『ヤンドク!』は、「都立お台場湾岸医療センター」に赴任してきた型破りの新米ドクター・田上湖音波(たがみ・ことは/橋本)の物語。かつてヤンキーとして荒れていた湖音波が、親友の事故死をきっかけに猛勉強を経て脳神経外科医となり、医療現場に新しい風を吹き込んでいく“痛快医療エンタテインメント”。

 同作は、国民的人気のある俳優・橋本の月9初主演作ということもあり、期待の26年1月期ドラマとして注目されていた。

 しかし、視聴率は初回(1月12日)こそ世帯8.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人5.0%、テレビ界が重視しているコア(13~49歳の個人視聴率)2.7%とまずまずの滑り出しだったものの、第2話(19日)は世帯6.1%、個人3.6%、コア1.7%と早くも“失速”。

 ドラマの中身にも、《橋本環奈の無駄遣い》《医者の解像度とヤンキーの解像度どっちかはしっかりして欲しかった》などと、厳しい声が寄せられている。

「ブランド価値がどんどん低下していると言われているフジ月9は、人気の橋本さんを主演に据えても厳しい状況。コア1%台というのは、橋本さんのファン層であろう若い世代に見られていないということですからね……。

 そして、『ヤンドク!』の終了後の4月から、月9枠はさらに苦戦を強いられると見られています」(前同)

 今春から、TBSの月曜夜9時枠で3人組バンド・Mrs.GREEN APPLEによる冠バラエティ『テレビ×ミセス』のレギュラー放送が開始すると複数メディアに報じられている。

 ミセスは現在最も人気のある音楽グループの1つだが、これまで特番として放送された『テレビ×ミセス』のコア視聴率は圧倒的。昨年2度放送されたが、1度目(6月2日夜10時~)が4.5%、2度目(11月3日夜9時~)が3.4%。同時間帯で断トツトップだった。

「同じTBSでは、同じく大人気グループのSnow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(金曜夜8時~)が同時間帯のコア1位になることが珍しくないですが、『テレビ×ミセス』が月曜9時台においてそうなるのではと見られていると。これにより、ブランド力の低下が著しいと言われていた月9が、ますますオワコン化が進んでしまうのではないか――そうした声が芸能界で出ていますね。

 月9を巡っては、ドラマごとにターゲットとなる視聴層がころころ変わることも、視聴者離れが加速した要因だとも見られていますね」(同)

 近年、月9では基本的に、森七菜(24)と間宮祥太朗(32)による『真夏のシンデレラ』(23年7月期)や、Snow Manの目黒蓮(28)主演の『海のはじまり』(24年7月期)など、主演俳優が若く、そして若い層をターゲットにした作品が放送されている。

 その一方で、25年4月期には小泉今日子(59)と中井貴一(64)がダブル主演する『続・続・最後から二番目の恋』、沢口靖子(60)主演の『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(25年10月期)と、従来よりも上の世代をターゲットとして狙うような動きもある。