■難解な『リブート』――“敵”は総選挙か
また、前述のように一香(戸田)は早瀬(鈴木)に“人前で甘いものを食べるな”とくぎを刺していながら、第3話でレストランで2人きりになった場面では「ミルクレープでも食べようかな。あなたも食べるでしょう?」と普通に言っていたこと、これまで見せてきた意味深な表情から、
《人前で甘いものを食べないでと儀堂に言っておきながら あなたも食べるでしょって言う一香の中身は夏海さんとしか思えなくなって来た》
《ミルクレープ食べようかな?あなたも食べるでしょ?のセリフが夏海っぽいのよなあ。甘いもの好きなの知っている感じ》
《妹(※与田祐希演じる難病を抱えた一香の妹)の病院であった一香は本物。ガストでミルクレープ食べた一香は夏海。同時進行で入れ替わってる》
といった、実は一香の正体は、死亡したはずの早瀬の妻・夏海(山口)で、彼女も“リブート”した身なのでは――という考察も。
そして、こうした謎だらけの『リブート』には、
《リブート、難しい、、、見れば見るほど真相に近づいていってるはずやのに、今日の回で、余計に分からんくなった》
《リブート理解するのが難しい》
《やっぱりリブートややこしい? 私の頭では難解すぎるかなぁ、脱落するか…》
といった、“難しすぎる”という声も。
前出のTBS関係者は言う。
「協力者を名乗っている戸田さん演じる一香もそうですが、誰も彼もが腹に一物ある感じで、どこまで本当のことを話しているかわからない。それも全体の謎に拍車をかけていますね。
そして、局内でも意見がありますが、そもそも“顔の整形”ものってどうなの? という根本的な点。しかも、それが主人公以外もやっていそうだということで……“そうなるとなんでもありのドラマだよね”という意見も。だからこそストーリーが難解化しているのですが。
そんななか、放送日程のところで痛恨の展開が。次回、第4話では話が大きく動くことになると予告されてはいるのですが……このタイミングで、衆議院議員選挙で選挙特番が放送されるため2月8日は放送休止に。謎だらけの同ドラマに苦しんでいる視聴者が、“1週放送なし”を機に視聴をやめてしまうのではないか、という懸念も言われていますね」
2月8日は衆院選の開票速報のため『リブート』は放送休止。第4話の放送は、2週間後の15日に持ち越しとなる。
「終盤ならともかく、物語の序盤に放送休止。ただでさえ相当複雑な考察要素があるドラマなのに、放送が空くことで視聴意欲が失せてしまい、“もういいや”となってしまう人が出てきてしまうことは十分に考えられる話でしょうね。
神木隆之介さん(32)主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(24年10月期)も、同じく選挙特番の影響で数宇が厳しくなってしまったと言われていますね」(前同)
『海に眠るダイヤモンド』は、1955年の長崎県・端島(軍艦島)と現代の東京を舞台に、70年にわたる愛、友情、家族の物語を描く壮大な物語。同作はギャラクシー賞を受賞するなど作品評価こそ高いが、全話平均世帯視聴率は8.3%と日曜劇場としては低い数字で終わった。
同作の低視聴率の要因として、第1話(10月20日)の翌週(27日)にプロ野球の日本シリーズと選挙特番の衆議院議員総選挙の合体特番が放送された関係で、第2話(11月3日)まで1週間開いてしまったうえ、その第2話の放送時間が野球中継の影響で30分遅れだったことが指摘されている。
「『リブート』の脚本は鈴木さん主演で映画化され大ヒットした日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』シリーズ(21年7月期)なども担当してきたヒットメーカー・黒岩勉さん。『リブート』はそんな黒岩さんが構想に3年をかけた超力作ですし、スタッフも民放ナンバーワンの『日曜劇場』の面々ですから、全体の完成度は間違いないのでしょうが……選挙特番による視聴者離脱という、痛恨の事態にならないことを願いたいですね」(同)
難解な内容、そして放送日程の面で心配の声が上がる『リブート』だが、同作には《リブート複雑すぎて難しいけど面白い!》という声も多数寄せられている。“難しい日曜劇場”は高視聴率のまま最後まで駆け抜けられるか。