■NHKの時代劇主演も控え……”七色女優”小芝風花
小芝の活躍は現代劇にとどまらない。前出のスポーツ紙記者は続ける。
「実は彼女は、年末にはNHKの作品でも主演するそうです。しかも、BSプレミアムとBS1が統合され、新BSチャンネルが開局されるところでの記念ドラマだといいます。内容は江戸時代に大阪の呉服商で奉公を始めた一人の女性が成長していく話です」
2019年にNHKで放送され、かなりの話題になった連続ドラマ『トクサツガガガ』ではコメディエンヌを演じ、その才能を世に知らしめた小芝。その幅広い演技力が評価されているのは、もちろんのことだが、彼女が各局から引っ張りだこになる理由はその人柄にもあるという。
キー局のドラマプロデューサーが明かす。
「2011年、オスカー所属の武井咲さんが当時CM出演していた縁でイオンと共催のガールズオーディションが開催されました。この時のグランプリが小芝さんなんです。
そのオーディションの際、掲げられたテーマは“武井の妹分を探せ”。スタイリッシュな武井さんと比較したら小芝さんは素朴ですよね。そんな小芝さんのことを、さるプロデューサーが“都会派の武井と田舎娘の小芝”とイジると、小芝さんは笑顔で“エッー!”とオーバーリアクションを披露し、おどけていたそうです。
プライベートでも裏表なく自然体で生きているようで、視聴者との距離が近い感じ。でも、当然、一般人とは全く違う透明感のある特別な美しさを持っていて、たしかな演技力を誇り、そして仕事に臨む姿勢は一流。現在の小芝さんには、“愛される理由”が詰まっていますよね」
4月9日、FM栃木で行なわれた主演ドラマ『波よ聞いてくれ』の制作発表会見で、「人生の中で一番波に乗っていたときはいつ?」という質問に対して、「全然なくて。モテたということもないし」と話し、「そういう意味では、今が一番楽しいです」と語ったという小芝。
少なくとも仕事面は、大波に乗っていそうな彼女は今年、大活躍を果たし、いずれ「第2の米倉涼子」も返上、そして米倉や上戸をも超える存在になるのかも!?