■前社長は旧ジャニーズを「真摯に反省しているのか大いに疑問」と批判したことも
二宮は独立発表時、「1回目の事務所の会見(23年9月7日)以降自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなった」とコメント。その時二宮は、主演するフジテレビ系月9枠ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(23年10月9日~)が控えていた。
そんな二宮を今回CMに起用したサントリーは、前述の『ONE DAY』の「月9」枠や、騒動後に二宮が主演を務めたドラマ『ブラックペアン シーズン2』(24年7月期)の放送枠「TBS日曜劇場」のスポンサーを務めている。そして同社は、ジャニー氏の加害問題を最も重く見ている企業の1つでもあった。
当時、サントリーホールディングス社長で、経済同友会代表幹事でもあった新浪剛史氏は23年9月12日の会見で、旧ジャニーズ事務所の対応を「真摯に反省しているのか大いに疑問」と批判。同月16日付の朝日新聞でも、所属タレントが出演する番組のスポンサーを降りる可能性も「あり得る」と発言。10月3日に行なわれた経済同友会の会見では「ジャニーズ事務所との取引を再開するモードにはなっていない」とも語っていた。
その後、旧ジャニーズタレントのマネジメントは24年4月からSTARTO社の現体制へと移行し、多くの企業が取引を再開。現在は「日曜劇場」などサントリーがスポンサーをしている番組にSTARTO社タレントが出演することも珍しくないが――、
「今日までサントリーのCMには、現役のSTARTO社タレントは起用されていません。今回の二宮さん、そして2017年に独立した元SMAPの香取慎吾さん(49)、稲垣吾郎さん(52)、草なぎ剛さん(51)など、“辞めジャニ”は多く起用されているのですが。
ただ、旧ジャニーズ事務所を厳しく批判していた新浪氏はすでにサントリーから去っているため、風向きが変わったのかも、と見る向きはありますね」(前出の女性誌編集者)
新浪氏は25年4月にはサントリーHDの会長に就任したが、違法の疑いがあるサプリメントを購入したことが問題視され、25年9月1日に辞任。同月末には、経済同友会代表幹事からも辞任した。
「今回、個人では独立しているとはいえ、嵐としてはSTARTO社とエージェント契約している二宮さんがCMに出演したというのも、変化と言えるのかもしれませんね。
その一方でサントリーは、新浪氏時代には旧ジャニーズに対する風当たりが強い企業であり、二宮さんが事務所を去るきっかけの1つだったとも言われている。そのため、二宮さんがサントリーのCMに出演することに、複雑な感情を抱くファンは多いということですね」(芸能プロ関係者)
多くの企業も巻き込んだジャニー氏の騒動。あれから3年経つが、いまだファンの思いは複雑なようだ。