■地面に寝転がって撮影する人も…
──被害に遭ったのはいつ、どのような形で気づいたのですか?
「1月10日のイベント終了後にファンの方が“こんな奴がいた”と、今回Xにアップしたのと同じ画像をSNSのDMを通じて送ってくれたんです。その方は同じ画像は現場にいたブースのスタッフにも見せてくれたそうで、撮影者を注意するよう伝えたとも教えてくれました」(瀬名ひなのさん・以下同)
──画像に収められていた“ビデオカメラを手にした男性”は、その後どうなったのでしょう。
「データはブースの男性スタッフがその場で消去させたと聞きました。対応したのはイベント運営のスタッフさんではなく、私が立っていたブースの出展企業の社員さんです。その後、運営側から当該の男性を“退場させた”“身分証を控えた”といった話は何も……。
なので、別のブースや翌日に他のモデルの女の子が被害に遭ったかもしれないですし、今後、私の撮影会などに来ないとも限らないので、そこは怖いなと思います」
──今回、瀬名さんが被害に遭ったように体の特定の部位をアップで撮影する行為を“パーツ撮り”と言うそうですね。モデルやレースクイーンとして活動しているとよく遭遇するものなのでしょうか。
「私を含め、友人のモデルやレースクイーンの子でも結構あります。撮影会でも地面に寝転がってすっごい下から撮る人とかもいたりするんです。本人に聞くと“脚が長いから下から撮った方がきれいなんだよ”とか言うんですけど……。実際、こちらも撮影している人のファインダーを見たわけじゃないんから、それ以上は何も言えなくて。
今回も、私が被害に遭った翌日にも同じ会場で隣に立っていたモデルの子が胸だけアップで撮られたとSNSに投稿していました。お尻も後ろから撮られれば気づきませんし、胸元も顔を撮影するふりをしてアップで簡単に撮影できる。こちらとしても防ぐのは難しいですよね。
その際も、私たちが立っていたブースの社員の方が、その場で盗撮を発見して動画を消させたそうです。ただ、昨日同じような被害があったのに、またこういうのが起きるのは悲しいなって思いました」
瀬名さんがXに投稿したところ、周囲のコンパニオンからも「私も同じこと思っていた」や「言ってくれてありがとう」といった声が寄せられたという。
警備体制や迷惑客への厳格な対応など、イベントの運営側にも改善点はあると語る瀬名さん。来場者だけでなく、出演者も安心して楽しめるイベントになればいいのだが。
【後編】楽屋泥棒に“ストーカー的行為”も…盗撮被害告発が拡散、瀬名ひなのが語る「レースクイーンの舞台裏」では、レースクイーンとしても活躍する瀬名さんが業界の実態や改善すべき点を赤裸々に語っている。
瀬名ひなの
青山学院大学英米文学科2020年卒。小学校をニューヨークで過ごした帰国子女のため、特技は英語。趣味は海外旅行。ミスブライダルモデルグランプリ2019関東グランプリ。テレビ朝日系列「そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?」出演。ミス湘南2021グランプリ。ミスワールド2021審査員特別賞。