■ようやくEVバスの“塩漬け”解除にメド? 万博協会は「安全性が確認されたもののみ使用」
前述のように、現在、万博来場者の足として大阪メトロが導入したEV(電気自動車)バス約150台が行き場を失っているという。閉幕後に路線バスなどに転用する予定だったが、安全性に疑義が生じ、再利用が頓挫していたようなのだ。これに対しても万博協会は、
「当時、大阪メトロからは、整備・修繕が必要な車両については随時対応したうえで、安全性が確認されたもののみを運行に使用すると報告を受けています。また、安全な運行は、運行事業者の責任のもと実施されるものであり、運行事業者において、安全対策についても公表されております」(万博協会=以下同)
ちなみにこちらは、3月以降から南河内地域で自動運転のテスト走行、6月には客を乗せた実証実験を開始する予定だという。
1台3000万円超というEVバスを、このまま大量の産廃で終わらせるのは看過できない問題だが、安全性に問題のある車両を走らせるのは論外だろう。運転手不足の同地域で市民の足となって活躍することを願いたい。
一方、跡地の有効活用に関してはレガシー(遺産)を継承する「EXPO2025記念館(仮)」を設置する方針を固めたと報じられている。こちらの具体的な解体工事スケジュールについても不安視する声が上がっているが、
《順次各施設の解体を進めており、営業施設など一部施設は既に解体を完了するなど、計画通りに進捗しています》
と、「万博ロス」ファンが少し胸を撫でおろす回答をもらった。
また、万博と一体化して進められてきた会場の北側にカジノを含むIR(複合型リゾート施設)を作る計画も
《ギャンブル依存症が増える》
《メタンガスが発生し続けている》
など、SNSでの批判的な意見も多く見られる。しかし、こちらに関しては、
「博覧会協会ではなく、府市IR推進局へお問い合わせをお願いします」
とのこと。2030年秋頃オープンを目指す計画になっているが、インバウンドを含む、人の流れが大きく変わることになるに違いない。
祭りの後の静けさとは、ほど遠い“喧騒”。“ミャクミャク”と受け継がれるべきは、グッズの収益ではなく、未来への遺産であるはずなのだが……。