スーパー戦隊シリーズ50周年記念作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)の最終話が2月8日放送される。これをもって『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)から50年間(※78年度のみ放送なし)続いてきた『スーパー戦隊シリーズ』は休止を迎えることから、これまで以上に注目を集めている。

 しかし、そんな最終回を巡って“トラブル”があったことが、最終回前に番組プロデューサの証言によって明らかに。視聴者の間で波紋を広げている――。

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、自身の願いを叶えるために巨神テガソードと「指輪の契約」を交わしたゴジュウジャーほか戦士たちが”指輪争奪戦”を繰り広げる物語。

 今、ファンの間で話題となっているのは、『ゴジュウジャー』のチーフプロデューサーである東映・松浦大悟氏が2月2日配信のWEBメディア『アニメイトタイムズ』のインタビューで語った最終回の内容。

 詳しくは後述するが、『ゴジュウジャー』は最終回近くまで撮り終わったタイミングで、メインキャスト・今森茉耶(19)の降板を受けて大幅な撮り直しがあった。その話題に触れて、松浦氏はこうコメントしたのだ。

《最終回で、如実にキャスト交代の問題が現れているシーンがあるんです。もはや笑っちゃうぐらい(笑)。実は最終回が一番大変な時期に撮らなくてはいけなかったから、その中での最善策を尽くしたのですが、そのツギハギを見ると、とても悔しい気持ちにはなります》

『ゴジュウジャー』に“一河角乃/ゴジュウユニコーン”役で出演していた今森を巡っては、昨年9月の『週刊文春』(文藝春秋)に、同戦隊のレッド・ゴジュウウルフ役の“スーツアクター(キャラクタースーツを着て演技を行なう俳優)”である浅井宏輔(42)との戦隊内不倫疑惑、プロサッカー選手とも交際している“二股疑惑”が相次いで報じられた。今森の所属事務所は、二股については強く否定したが、浅井との不倫疑惑は「事実確認を行なっている」とのことだった。

 そして第37話放送前日の25年11月8日、まだ19歳の今森が飲酒をしていたことが発覚し、所属事務所はマネジメント契約の解除を発表。今森は『ゴジュウジャー』からも降板することになり、第39話(11月23日)までは今森のシーンの完全カット、主役回のお蔵入り、唐突な総集編など、制作サイドの苦労を感じさせる展開が続いた。

 今森の役は第40話(11月30日)から、志田こはく(21)が“テガソード(神様)の力で容姿を変えた”という設定で引き継ぐことに。同作は“テガソードの力で老人から高校生に若返っている戦士”などがいる世界観のため整合性こそ取れているが、スケジュールが確保できたキャストで急遽撮り直したであろう場面、明らかに志田だけ別撮りや合成の場面も多く、降板騒動は物語終盤のクオリティに大きな影響を与えてしまった。

 たとえば第41話(12月7日)では、“角乃が動かない怪人を不思議がって木の枝でつつく”というシーンで志田と他キャストが同じ画面に映らないうえ、映っていたであろう今森を隠すためか画角が不自然だったことも話題になった。

 最終回直前の第48話(2月1日)でも、主人公・遠野吠(冬野心央/22)以外のゴジュウジャーが厄災(※怪人)によって全員消滅させられてしまう――というショッキングな展開が描かれる際、ゴジュウユニコーンだけは本編前に倒されていたことになっていた。変身前の姿も登場せず、敵の回想シーンだけで出番が終了したため、その倒され方にキャスト交代の影響を思う視聴者は少なくなかった。

 同回で主人公・吠以外のゴジュウジャーは全員消滅しているが、歴代作品の傾向を考えても、最終回で、少なくとも初期メンバーの4人は復活すると考えられる(※追加戦士は生き返らない可能性もある)。そこでの角乃関連のシーンが、松浦氏の言葉通りなら“ツギハギ”な感じになってしまうということかもしれない。