4月10日、木村拓哉(50)主演の連続ドラマ『風間公親―教場0―』(フジテレビ系)の第1話がスタート。平均世帯視聴率12.1%、個人視聴率7.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)の好スタートを切った。

 同作は2020、2021年に新春SPドラマとして放送し人気を博した『教場』シリーズの前日譚であること、新垣結衣(34)、赤楚衛二(29)など豪華な俳優陣が出演することが明かされており、放送前から注目が集まっていた。

「『教場0』は舞台が警察学校の『教場』ではなく、実際の事件現場になりましたが、木村さん演じる“風間教官”もとい”風間指導官”の冷徹な姿は健在。演技は素晴らしいですし、映像も重厚感と緊迫した空気が常に張りつめていて、かなりしっかりとした出来栄えです。

 ただ、第1話は2つの事件を通して若手刑事の瓜原(赤楚)が成長していく話だったのですが、どちらの事件にも“ツッコミどころ”があり、それがSNS上で“ネタドラマ”として注目されてしまっています」(女性誌ライター)

 第1話の2つの事件は、

“タクシー内でホストクラブのオーナーが同伴者の女性(内田理央/31)に刺殺された事件”

“過去にひき逃げをした男が、その被害者遺族(市原隼人/36)に銃殺された事件”

 どちらも事前に犯人を視聴者に明示するスタイルだったが、前者は被害者のダイイングメッセージ、後者は役者のキャスティングについて、それぞれツッコミが殺到したのだ。

「タクシー事件の被害者は、タクシーに乗った時点でうすうす自分が殺されるんじゃないかと察していた。そこで、犯人の名前が“日中弓”という直線で描ける名前だったことを利用し、ダイイングメッセージを残したんです。

 ただ、そのやり口が“GPSで地図を見ながらタクシーに指示を出し、後に移動経路をたどると『日中弓』と読める”という、非常にまわりくどいものだったことに、ツッコミが殺到してしまいました」(前同)