■「超肉体派」市原隼人演じる役が“体力不足で中退”
第2の銃殺事件の問題は――。
「市原さん演じる機械部品製造工場の社長・益野は、“元警察学校生”というキャラクターでした。だからこそ拳銃の扱いに慣れていたわけですが、問題は、益野が警察学校を中退した理由が“体力不足で訓練に追いつけなかったから”という設定です。
超肉体派で趣味は筋トレ。仕事の現場にもダンベルを持ち込むこともあるという、本作でも体格が筋骨隆々な市原さんと役の益野のミスマッチぶりが、やはりツッコミどころになってしまったんです」(前出の女性誌ライター)
これら2点に視聴者の間では、
《殺されるかも…ってわざわざタクシー使ってダイイングメッセージ残しておくの面白すぎる 直前まで煽り散らかしてたのに本当に殺されちゃったじゃん……》
《やっぱりエクストリーム一筆書きダイイングメッセージと筋肉ムキムキ市原隼人が体力不足設定がだいぶ味がありすぎてツッコミが止まらんかったな……!!!》
《あまり危機感を感じさせないデッカなダイイングメッセージとか市原隼人の体力不足とか教場1話しょっぱなから突っ込みどころ満載で笑ったw週一の楽しみが出来て良かった》
といった声がSNSに殺到したのだ。“一周回って面白い”という旨のコメントが多いのは、不幸中の幸いだろう。
「ただ、本作は推理を楽しむドラマというよりは、風間の指導で成長していく若手刑事の成長を見守る、人間ドラマに焦点を当てた作品と言えそうです。校内の事件を通じて生徒たちが成長し、最後は卒業していったSPドラマ版と同じ構図ですね。
その意味では、赤楚さん演じる“瓜原刑事”の成長を見守りたいと思わせてくれるシナリオは、狙い通りでしょうね」(前同)
演じる赤楚いわく、瓜原は、
《すごく人間味があり、“若さゆえの青さ”がある人物です。そして、瓜原が抱える過去の出来事から、人に対して優しくありたい姿勢だったり、そんな優しさがある反面、頑固で少し直情的な部分も持っていたり、感情の揺れ動きが大きく出る人間です。真っすぐな男であり、少し落ち着きのない男だと思います》
というキャラクターとのこと。