■“国分太一に歩み寄り”――日テレの“変容”の背景にある「2番組」

 前出のスポーツ紙記者が続ける。

「国分さんは、被害者に直接は会えないものの、福田社長と面会して、謝罪の手紙も渡したということですから、これを1つの区切りにしたいのではないでしょうか。

 そんななか今回の展開には、識者も含めて日テレへの批判的な声が少なくありません。完全拒否していた姿勢から、わずか2か月ばかりで歩み寄ったのは間違いないですからね。

 その背景には、『鉄腕DASH』を継続させたいという思惑はあるでしょうね。相変わらず視聴率は良いですし、良質な番組ですからね」

 2月8日の『鉄腕DASH』は「DASH島!新たな食材大発見SP」と題し、城島茂(55)、SixTONES森本慎太郎(28)、高地優吾が、まだ見ぬ食材を求めて未踏の森を探索するという内容となったが、同日の世帯視聴率は9.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は6.7%、テレビ各局が重視する若年層の数字であるコア視聴率(13~49歳までの個人視聴率)は5.5%だった。

「同日は衆院選の投開票日でしたが、選挙特番の直前に『鉄腕DASH』が放送されました。そして、同番組は選挙特番を除いて、1週間の全局全番組で最も高いコア視聴率を記録したんです。

『鉄腕DASH』は常に高いコア視聴率を安定的に取りますし、子どもたちにとても学びがある番組ですよね。親御さんも見せたいという評価が高い番組ですから、スポンサーからの評判も抜群にいい。だから、単価の高いCMがバンバン入ってくる。日テレとしては、絶対に終わらせられない番組です。

 松岡昌宏さん(49)が雑誌インタビューで日テレに不信感を示し、城島さんが日テレ幹部の謝罪を拒否したという報道もありましたが、そうしたなかで日テレサイドには相当な焦りがあったのではないでしょうか」(制作会社関係者)

 日本テレビは国分の“答え合わせ”を拒否した一方、城島と松岡には継続して出演してもらう意向を強調したが、松岡がこれに“反論”。25年12月4日発売の『週刊新潮』(新潮社)と『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューに応じ、同局への不信感を隠すことなくコメントした。

 城島も、同年12月の『鉄腕DASH』のロケ前に日本テレビ側が謝罪を打診するも、「撮影に集中したい」という意向で断ったこと、それでも同局の制作局幹部が番組プロデューサーとともに現場に現れ、城島に再度、謝罪を断られたと報じられた。

「福田社長が国分さんと面会したのは、『鉄腕DASH』を継続させるためではないか――と言われていますね。さらに、の特番への影響も懸念したのではないかとも関係者の間では話されています」(前同)

 3月13日の北海道・札幌ドーム公演を皮切りに5月31日の東京ドーム公演をもって活動を終了する嵐。そんな嵐の特番をグループと関係が深い日本テレビが放送すると複数のメディアで報じられている。

「2月12日配信のWEB『女性自身』でも、日テレが嵐にとって最後となる3時間特番を放送すること、同局に残る過去のVTRを振り返るバラエティ的なコーナーと歌唱コーナーという内容になるようだと報じています。大人気の嵐ですから、各局が出演、特番のオファーを出したようですが、唯一日テレで特番をやることになったようですね。

 渦中の元TOKIOはSTARTO社を離れましたが、嵐と同じように旧ジャニーズ事務所のど真ん中にいたグループです。今もSTARTO社関係者とは深いつながりがあるでしょう。そんななか、日テレとしては今、元TOKIOの3人とこれ以上揉めるわけにはいかないと。元TOKIOの3人とさらに揉めて、『鉄腕DASH』だけでなく嵐の特番に少しでも影響があったらまずい――そうしたところがあるのでは、と見られていますね。

『鉄腕DASH』を続けるために、そして嵐の特番への影響を考えて、2番組を守るために国分さんに歩み寄るような姿勢に変わったのではないか、と関係者間ではささやかれています」(同)

 95年から続く『鉄腕DASH』、そして嵐の最後の特番のため、日本テレビは態度を変容させたのだろうか。