■199円で和食屋の小鉢レベルの惣菜も

 魚好きは、国産さばの塩焼き弁当(オリジン弁当・646円)をご賞味あれ。

「器からはみ出るほどの、巨大なサバの切り身が主役。店内焼きなので、香ばしい皮目にじんわり脂が浮いて、箸を入れると身はふっくらとして絶品でした。

 大根おろしと玉子焼きが添えてあるのも嬉しいですね。和食を、じっくり味わいたい人にオススメです」(前出の田沢氏)

 そして、田沢氏のイチ押しが、チキン南蛮弁当(ほっともっと・670円)だ。

「ゆで卵とタマネギ、ピクルスが入った特製タルタルソースが、カリッと揚がった鶏の胸肉と相性抜群。

 弁当の定番は鶏の唐揚げですが、チキン南蛮は、それよりも安くてボリューム満点。ビールにも合います。新定番として、ぜひ」

 惣菜類からは、コロッケ(ほっかほっか亭・70円)を選定。

「じゃがいものタネがほんのり甘く、揚げたてサクサクの衣に中濃ソースを絡めて食べるとたまりません。昭和世代はトリコになること間違いなしです」(前出のグルメ誌記者)

 最後に田沢氏が寒い今、ぜひ食べてほしいとして挙げたのが、特製豚汁(ほっともっと・170円)と、すき焼き豆腐2個(オリジン弁当・199円)だ。

「ほっともっとの豚汁は、豚肉にタマネギ、ごぼうまで入った具だくさん仕様。冷えた体を温め、弁当のおいしさを引き立てる名脇役。

 オリジン弁当のすき焼き豆腐は、揚げ出し豆腐に、甘辛いすき焼きとネギを合わせた一品で、まるで和食屋の小鉢のよう。日本酒と合わせて、ちびちびとつまめば、もう最高です」

 安くてウマくて腹いっぱい。これぞ日本の男メシ。今宵はぜひ弁当屋へGO!

田沢竜次(たざわ・りゅうじ)
元祖B級グルメライターとして活躍。映画評、書評、60~70年代B級カルチャーなどにも精通する。著書に『B級グルメ大当りガイド』『ニッポン映画戦後50年』など。