2月7日、衆議院選挙戦最終日のこの日、東京・ベイエリアでも熱戦が繰り広げられていた。

 その中心にいたのは、昨年6月に日本相撲協会を退職した元横綱・白鵬だ。

「7日から2日間にわたり、相撲の国際大会『白鵬杯』を開催。今年で16回目となる同大会は、白鵬の退職で開催を不安視する声もありましたが、フタを開けてみれば、20か国、1700人が参加する大盛況でした」(スポーツ紙相撲担当記者)

 現地で取材したノンフィクションライターの武田葉月氏は、こう言う。

「初日の“少年の部”には、元横綱・鶴竜の音羽山親方、元関脇・朝赤龍の高砂親方、横綱・豊昇龍らが白鵬さんと並んで観戦する姿も。2日目は義ノ富士、伯乃富士ら、白鵬さんが師匠を務めた旧宮城野部屋の関取衆も訪れていました。白鵬さんは表彰選手、一人一人に直接メダルをかけてハグするなど、熱心に声をかけていましたね」

 相撲協会退職後は、「世界相撲グランドスラム構想」なる野望をブチ上げた白鵬。

「アマチュア相撲の世界一を争う大会の構想で、世界共通ルールを導入し、世界的な競技として相撲を発展させるというもの。今回の白鵬杯は、その試金石となりました」(前出の記者)

 これまで少年相撲のみだった同大会は、今年から男女別の「成人の部」を新設。

「白鵬さんの目標は、10年後のオリンピックで相撲を正式種目にすること。そのためには男女の競技人口を世界的に増やす必要があります。現状、アマ相撲の大会は、国際相撲連盟が主催する世界相撲選手権大会のみですが、それに匹敵する大会を開催することで、アマ相撲全体のレベルが上がり、競技人口も増え、五輪種目の採用へつながるとの考えです」(前出の武田氏)