高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』。第20週(2月16日~20日)から物語の舞台が熊本へと移ったが、視聴率が下降。同ドラマは正念場を迎えている――。

【以下『ばけばけ』ネタバレを含みます】

 朝ドラ『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦が何気ない日々を歩んでいく姿を描く。

 これまでの舞台は島根県・松江だったが、松野家は熊本へと移住。だが、トキ、母・フミ(池脇千鶴/44)、父・司之介(岡部たかし/53)、そしてヘブンは、熊本での生活に慣れていくほど不満を募らせてしまい――という物語が展開中。

「『ばけばけ』の視聴率は、基本的に15%台で推移してきました。第18週(2月2日~2月6日)では5日放送回が作品ワーストの13.6%(関東地区/ビデオリサーチ)を出すなど、一気に数字を落としてしまいましたが、これは総選挙の影響だと見られています」(テレビ誌編集者)

 NHKでは普段は『NHKニュースおはよう日本』の後に8時から朝ドラが放送される。しかし、2月2日から5日には7時25分から政見放送が流れた。そのため他局にチャンネルを変え、結果的に朝ドラも見なかった視聴者が多かったと見られる。

 総選挙終了後は視聴率も回復したが、松江編の最終週である第19週(2月9日~13日)は15.0%と、これまでより低め。そして熊本編が始まってからは、16日が15.5%、17日が15.0%、18日が14.9%と、右肩下がりに数字を落としている。

『ばけばけ』は、物語に大きな起伏が少なく、脚本を担当するふじきみつ彦氏が「何も起きない朝ドラ」と明言するドラマながら、シナリオの面白さや俳優陣の素晴らしい演技もあって安定した数字が取れていた。しかし――、

「16日から始まった熊本編でも、日常の何気ないエピソードがメインに話が展開されているのですが、これがあまり評判が良くないんですよね。劇中の描写から察するに、何もないを通り越した“退屈で停滞した日常”を表現したいのかもですが……それがストレートに“つまらないドラマ”となってしまっている感じです」(前同)

『ばけばけ』の第20週では、平穏で満たされた熊本での生活が退屈すぎて、松野家のみんなが変な行動をとり始めたり、“トースト用の焼き網がどこかへ行ってしまった”というのをまるで大事件のように長尺で扱ったりと、本筋が全く進まないような展開になっている。

《熊本編になってから急につまらなくなった。松野家のみんなの退屈がドラマにも感染ったんだろうか》
《ばけばけ今週失速感すごい》
《最終回のラストスパートに向けて、熊本編から急につまらなくなったんだけど、なにこれ…》

 といった視聴者からの厳しい声が、Xにも多く寄せられている。