■熊本編での不在が嘆かれている3人のキャラクター
また、松江編の主要人物だった英語教師・錦織友一(吉沢亮/32)、トキの祖父・勘右衛門(小日向文世/72)、トキの親友・サワ(円井わん/28)の名を挙げて、
《錦織さん、おじじ様…おサワちゃんに会いたい》
《なんとなく熊本編になってから、いまひとつ…。錦織さんやおサワちゃんたちの存在が大きかったんだなあと個人の感想》
《錦織先生がいないだけでこんなにもつらいのか、ばけばけ…》
と、3者の不在を嘆く声も。
松江編から熊本編への移行で“消えた3人”――まず、錦織は、演じるのが歴史的大ヒット映画『国宝』主演の吉沢という話題性から、特に人気があるキャラ。ヘブンとの友情、笑えるコメディシーン、そして、ヘブンとの別れ――名場面だらけで、初登場した第4週(10月20日~24日)からずっと大きな存在感があった。後に再登場すると公式が明言しているが、しばらくは登場しなさそうな様子だ。
小日向演じるトキの祖父・勘右衛門は序盤から活躍。武士の時代を捨てきれない悲哀を感じさせつも、騒がしくも楽しいおじいちゃんという感じで、松野家のみんなで毎回コントのようなやり取りが展開され、やはり大人気だった。中盤には、美しい老婦人との恋が実り結婚。松野家と別世帯となったため出番は減っていたが、その後も何度か再登場していた。勘右衛門は熊本へ移住せず、現在も松江で暮らしている。
そして、円井演じるサワ。公式に “もう一人のトキ”と位置付けられていて、回を追うごとに、うまく流されて生きるトキと、自分で道を切り開こうと努力するサワという対比が強調されるように。また、松江編の終盤では、サワが教師・庄田多吉(濱正悟/31)と両想いになるも、自分の信念やトキへの対抗意識から庄田の告白が受け入れられず――という展開が描かれ、多くの視聴者の共感を呼んだ。
「錦織は、演じるのが『国宝』主演俳優で圧倒的なカッコよさの吉沢さんだけあって凄い人気がありましたよね。小日向さん演じる勘右衛門が松野家の面々と繰り広げる、おそらくアドリブのコントのようなやり取りも視聴者から大変好評で、“熊本に同行してほしかった”という視聴者は多い。
そして、円井さん演じるサワは回を経るごとに人気が増していきましたよね。歯を食いしばって、自分の人生を自分の足で進もうとするサワを円井さんは見事に演じて、視聴者からは彼女に賛同、応援する声が多数寄せられていました。
熊本編に入り、そんな『ばけばけ』の人気キャラ3人が消えてしまったと。そして、物語は停滞し、『何も起きない朝ドラ』を楽しく見せることで評価の高かった脚本も今ひとつと。『ばけばけ』は、ここが正念場なのではないでしょうか。この停滞、退屈がこれから始まる怒涛の展開のフリだったらいいのですが……」(前出のテレビ誌編集者)
「何も起きない朝ドラ」なのに多くの視聴者を魅了し、高い視聴率を誇っていた『ばけばけ』。果たして、熊本編はこれからどんな展開を見せるのか――。