外食チェーンに高価格化の波が広がっている――。
「全国で1300店舗以上を展開する松屋では、1月20日から『チーズオムデミハンバーグ定食』(1380円・税込・以下同)の販売を開始。メニュー表を見てみると、『牛肉のあいがけうまトマハンバーグ定食』(1180円)や『黒毛和牛肉倍盛キムカル丼』(1480円)など1000円超のメニューが並びます」(フードジャーナリスト)
安さを最大のウリにし、かつては“デフレの王者”との異名をとったマクドナルドでも同様の現象が起きている。
「マクドナルドは昨年に引き続き『行った気になる!N.Y. バーガーズ』を3月上旬までの予定で販売。今年で4回目となるこの企画では、『N.Y. ダブル肉厚ビーフ ペッパー&ビーフソテー セット』(1090円~・店舗別)とまさかの1000円超です」(前同)
2月2日には全国で200店舗以上を展開するロイヤルホストも47品目の値上げを発表。街中から“ワンコイン外食”は姿を消しつつある。
そんな中、いまも390円の低価格で『釜揚げうどん(並)』の販売を続けるのは、850店舗以上を全国で展開する丸亀製麺だ。特筆すべきは、販売価格を抑えながらも業績を伸ばしている点にある。
「丸亀製麺は1月14日に35品目の値上げを発表。うどんで10~50円、天ぷらで10円の値上げとなりました。『釜揚げうどん(並)』も370円から20円の値上げとなりましたが、いまだに余裕のワンコイン価格です」(全国紙経済部記者)
低価格に消費者も引き寄せられたのか、丸亀製麺を主力ブランドとするトリドールホールディングスが2月13日に発表した2025年4~12月期の売上収益は2105億円(前年同期比4.3%増)、営業利益162億円(同41%増)、純利益は86億円(同45%増)となっている。第3四半期累計としては過去最高水準を記録した形だ。