“オタクの街”秋葉原――。その一角に、インスタグラム、X、TikTokなどのSNS総フォロワー数が500万人を超え、大人気コスプレイヤーとして知られる伊織もえ(年齢非公表)がチョコレートを片手に現れたのはバレンタインデーとなる2月14日のことだ。業界の最前線を走り続けてきた彼女が明かす、4000人規模の無料『チョコレート配布会』の舞台裏。
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2023年から伊織さんが無料で始めた『チョコレート配布会』は今年で4回目となる。今回、イベントの舞台に選ばれたのは東京・秋葉原の秋葉原UDXアキバ広場だ。都内でも屈指の広さを誇るこのイベントスペースに当日集まった人の数は4000人規模。伊織さんの人気と比例するように、例年イベントへの参加者の数は増加しているという。
「3回目まではお声にお応えしてツーショットやチェキの撮影もしていたのですが、さすがに参加者が増えすぎたので今年は諦めました。昨年、原宿でイベントを開催した際は、たくさんの方が列に並んじゃって……。
そのときは会場が住宅街のそばだったので周囲の迷惑にもなってしまいそうでハラハラしました。年々、来てくれる方の人数が増えるので、今年はもしチェキなどをやってしまうとチョコをお渡しできない人の数が多くなってしまうので、さすがに諦めました」(伊織さん・以下同)
伊織さんのイベントの手伝いをするのは個人事務所スタッフだけではなくコスプレイヤーデビュー以降、一緒にコミックマーケットなどで頒布を手伝ってきたコミケ仲間だ。手弁当でのイベント運営となるだけに参加者が増えれば増えるほど会場での人員整理や場所の問題など、企画を実施すること自体が困難を極める。それでも伊織さんがイベントを継続するのには理由がある。
「会場代とか人件費を考慮すると、イベントはもちろん赤字になってしまうんですけど、それでもいつも応援してくれている人に感謝を伝えたくて」