■小泉今日子が《こういう女優さんに久々に出逢った》と絶賛

 朝ドラ直後の『あさイチ』で大吉が言及していたように、ヘブンがトキ経由でイセ(芋生悠)の話に興味を抱き、それによって創作意欲が湧いてくる――というのは考えられる話。イセはドラマ公式プロフィールでも、《村に暮らし、言い伝えに詳しい一方で「呪われているらしい」と噂される謎めいた女性》だとされている。

 そんなイセは、史実には存在しないドラマオリジナルキャラクター。制作統括の橋爪國臣氏は24日放送後に公開されたインタビューで、イセを《最初はエキセントリックですが、最後には人としての背景を感じられる。結末を見て、よかったねとなれる、そういう人物像》だと説明。複雑な役どころだが、イセ役はオーディションせず、芋生の演技力を買い、直接オファーしたと明かしている。

「芋生さんは、前述の『牛首村』以外にも、本当に多くの作品で活躍しています。西島秀俊さん(54)と中村倫也さん(39)のダブル主演配信ドラマ『仮面ライダーBLACK SUN』(22年配信/Amazon Prime Video)の“過去編”のヒロイン、ゆりやんレトリィバァさん(35)主演に80年代の女子プロレスを描いた『極悪女王』(24年/Netflix)での、カリスマ的国民人気を誇った実在のレスラー・マキ上田さん(66)役などなど、挙げたらキリがありません。

 それだけに、世間での知名度以上に業界内では、将来有望な女優の1人として注目されているところもありそうです。現在のプロダクションに所属した経緯も、小泉今日子さん(60)に気に入られたからだと見られていますね」(芸能プロ関係者)

 芋生は、俳優の豊原功補(60)と小泉、外山文治監督(45)らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品『ソワレ』(20年)の主演に、100人を超えるオーディションを経て抜擢された。同作は村上虹郎(28)とのダブル主演作。和歌山を舞台に、ある事件をきっかけに追われる身になった若い男女の逃避行を描いた作品。

 同作のアソシエイトプロデューサーである小泉は当時、芋生を《『青春の殺人者』(1976年)の原田美枝子さんとか、そういうたくましさや強さが見える。こういう女優さんに久々に出逢った》と絶賛していた。

 その縁もあったのだろう。芋生は8年間在籍していたプロダクションを辞めた翌月、2023年9月から、小泉が代表を務めるプロダクション「株式会社明後日」で活動している。

「小泉さんは言わずと知れた大人気女優。芋生さんは彼女からも多くのことを学んでいるはずですよね。すでに多くの映像作品に出演してきた芋生さんですが、朝ドラは今回が初出演。朝ドラは、出番が短くても知名度が一気に上がりますから、今後はますます人気が出るのではないでしょうか」(前同)

『ばけばけ』制作統括・橋爪氏いわく、第21週(2月23日~27日)は《芋生さんにすごく支えられた週》とのこと。今週は、芋生のさらなる活躍が見られそうだ。