■『再会』最終盤はキャラ改変がポイントか

 当時、巡査だった小杉署長(段田)が銀行強盗事件に関わっていた可能性は高い。一方でまだ謎なのが今井博美(北)で、原作から職業や淳一(竹内)との関係など、キャラ改変されていることで、新たなキーマンとなりそうだ。これまでも淳一が「罪を犯した」と告白しても冷静だったり、淳一とイチャイチャする一方で、どこか冷めた態度をしているのが気になる。

 なにか隠しているような博美。23年前の強盗事件の関係者、ひょっとすると、射殺された犯人の娘かもしれない。看護師の博美は、淳一の入院中に告白してつきあい始めたが、彼女は父の死と事件を不審に思い、情報を得るため刑事の淳一と付き合うようになったのかもしれない。強盗犯の“大島”と苗字が違うが、“今井”が母方のものとも考えられる。これなら、これまでの言動も腑に落ちる。

 また、強盗犯の大島に共犯者がいたということだが、銃殺現場の森から消えた、3000万円入りのバッグの行方とともに、現段階の捜査では、その点にほとんど言及されていない。これも小杉署長の差し金だとしたら……。

 そうなると、博美が過去の事件の真相を解明する、最重要人物になるだろう。かなり突飛な推測だが、ありえない話ではない。次回、拳銃をこっそり持ち出したと思われる万季子(井上)が、息子・正樹(三浦綺羅/12)を連れて失踪するなど、物語は大きく動くが、博美に注目していきたい。(ドラマライター・ヤマカワ)

■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。