■昨夏、横山裕は「国民的タレント」になった

 横山は2025年8月末放送の『24時間テレビ』のチャリティーマラソンランナーを務めた。そこでは横山の壮絶な過去、そして家族を背負って懸命に生きてきたことを、多くの視聴者が知った。

 横山はいわゆる“ヤングケアラー”だった。3歳の頃に両親が離婚。母に引き取られ、母は再婚するも家計は苦しいまま。横山は「弟を養いたい」と中学卒業後、建設会社で働きながら、ジャニーズJr.(現ジュニア)として活動し、23歳で関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)としてデビュー。横山は弟の生活費や学費を一手に担ってきたという。

 さらにデビュー後、横山の母に胃がんが見つかり、そして義父と離婚。経済的な困窮から、2人の弟は一時的に児童養護施設で生活することとなり、母親は横山が29歳の時に亡くなった――。

 上記のエピソードは『24時間テレビ』、それに関連したインタビュー、特番などで大々的に取り上げられたことで多数の人が知ることに。苦労人ぶり、それでも前向きに生きてきた誠実さなど、多くの部分で横山に好感を抱くこととなった。

「『24時間テレビ』は老若男女問わず多くの人が見る番組。昨夏の瞬間最高視聴率は、横山さんの『24時間マラソン』ゴール後の8月31日午後8時45分でしたが、世帯25.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率17.4%という圧倒的な数字でした。それだけ多くの人が、自分と似た境遇の子どもたちのために懸命に走る横山さんの姿を見たと。

 その結果、横山さんは“テレビタレント”としての価値がそれまで以上に上昇し、今や各局で争奪戦が繰り広げられるような存在になったんです。昨年12月にフジテレビのバラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』で横山さんが負傷した際には、各局で“次はウチにも出てもらうのに、フジテレビは何をしてくれたんだ”と怒りの声が上がっていましたね」(前出の民放キー局関係者)

 昨年12月12日、横山は『ドッキリGP』の収録中に派生したアクシデントにより、全治2か月の右肋骨骨折、腰椎捻挫を負ったことを公表。高速回転する台座で受ける罰ゲームが原因だと言われている。

 横山は発表からわずか6日後、情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の木曜レギュラーとして生出演したり、骨折後も出演ドラマ『元科捜研の主婦(おんな)』(テレビ東京系/1月16日~)の撮影に参加したりと、仕事をこなしていた。

「テレビ東京のドラマに出たり、昨年12月にはバラエティ番組『トークィーンズ』(フジテレビ系)で、アイドルとしては異例なほど結婚観を生々しく語ったりと、さまざまな番組に出て活躍しているイメージもありますね。背景には、横山さんがとにかくアクティブな人ということもあるのでしょう」(前同)

 横山は、昨年9月9日に北海道でファンクラブ会員向けのバーベキュー大会を開催したり、同年10月25日に出身地・大阪市此花区で、「同時に鉄板焼きを作った最多人数」のギネス世界記録に挑戦したりと、テレビ以外でも積極的に活動。

『24時間テレビ』も、全国11都市を巡るソロツアー『ROCK TO YOU』開催中に参加していて、8月23日に青森公演、24日に宮城公演、『24時間テレビ』でマラソンを走った2日後の9月2日と3日には、福岡公演に臨むというハードスケジュールであることも話題となった。

「ドラマのキャスティングでも横山さんの名前が頻繁に出るそうですよ。そんな大活躍ぶりで知られ、もはや“国民的タレント”と言っても差し支えない存在となった横山さんが、今後の『鉄腕DASH』をけん引していくことになるのではないでしょうか。老若男女が見る国民的番組には、国民的タレントが必要ということですね。

 昨年『木造DASH』のコーナーに初登場したのもそうですが、元TOKIOが城島さんだけになった今後、『鉄腕DASH』での稼働もますます増えていきそうですね」(同)

 松岡と国分が消え、“保護者枠”が城島のみとなった『鉄腕DASH』。“大人気タレント”横山の存在が、今後の同番組のカギを握っていきそうだ。