■米国の言いなりでは戦争に巻き込まれる

 自民候補の実に3割弱が世襲議員とのことですが、今回当選したお坊ちゃん・お嬢ちゃんの政治家が今後、国を引っ張るようになります。彼らが国のことを真剣に考えているか、国民は見極めなくてはいけません。

 小泉進次郎防衛相も地元・神奈川県にある海上自衛隊横須賀基地で、軍人さんの格好をして大臣だともてはやされていますけど、私から見たら残念。

 自民党もアメリカ側も、お坊ちゃんのほうが扱いやすいのでしょうが、ちょっと顔がいいからって投票されるような議員じゃ、これから先、日本は戦争に巻き込まれてしまいます。

 トランプ米大統領が、イランをはじめ、世界各国で戦争を起こそうとしていますから、それに逆らわず、追従するような自民党の議員では、どんどん日本が恐ろしい立ち位置になってしまう。

 昨年、アメリカが日本の食を崩しにかかってきましたよね。当時、農林水産大臣だった進次郎氏はアメリカからのコメの無関税輸入を拡大。食料を取られた国は戦争に負けます。日本を、自国民が食べるものを作れない国にしてはいけない。

 高市首相は「国家の経営」なんてよく言いますけど、私はその表現、嫌なんです。本当に経営をしている人はそんなことを言う暇がないし、結局は、アメリカにべったりじゃないですか。

 農民一揆的に、そろそろ国民は立ち上がらないといけないんじゃないかと思ってしまいます。

貴乃花光司(たかのはな・こうじ)
1972年8月12日、東京都生まれ。88年、藤島部屋に入門。92年の初場所で、史上最年少の19歳5か月で幕内初優勝。兄・若乃花と「若貴フィーバー」を巻き起こす。94年11月に第65代横綱に昇進。幕内優勝22回。生涯戦歴は794勝で、「平成の大横綱」と呼ばれた。2018年に日本相撲協会を退職し、現在はテレビ、講演会等、幅広く活躍中。