■『タモリ倶楽部』終了で『ブラタモリ』にも打ち切り話がささやかれるが……
山名氏の大出世に貢献した形のタモリだが、先の3月には40年半に渡って放送された深夜番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)が終了した。フジテレビの昼を長年牽引した伝説のバラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の放送が終わった4年後の2018年には、自身の名を冠し、10年間続いたヨットレース大会「タモリカップ」も幕を閉じている。
4月13日号の『週刊文春』(文藝春秋社)では、タモリは周囲に「いま終活中なんだ」と語っていると報じられている。
スポーツ紙記者が語る。
「福岡の朝日生命で会社員をしていた頃にタモリさんと奥さんは結婚。奥さんはタモリさんの個人事務所の社長も務めていましたが、自身の親の介護などで体調を崩したと聞いています。一部では、『タモリ倶楽部』に続き『ブラタモリ』も終了も噂されていますが、その背景には、タモリさんが今、愛妻をフォローする生活を送っているのも関係しているのかもしれませんね……」
“コンテンツ・イズ・キング”を打ち出す新会長と局内の期待を一身に受け、新専務理事に選ばれた山名氏だが、自身の大出世に貢献した『ブラタモリ』は打ち切りとなるのだろうか。先のスポーツ紙記者が続ける。
「NHK側からタモリさんに『ブラタモリ』の打ち切りを告げることはありません。政治部記者の取材先である永田町関係者にも番組のファンが多いことから、NHKとしてはなんとか番組を継続したいようです。
山名さんの専務理事就任後の初仕事は、終活を進めているというタモリさんと話し合い、今後も番組をできるだけ長く続けてもらうことかもしれませんね」
タモリと一緒に日本全国を“ブラブラ”する『ブラタモリ』。NHK、そして自身の出世にも大貢献してくれたタモリに、番組を離れて“ブラブラ”されては困る、というのが敏腕プロデューサーの本心か。