WBC連覇を目指す侍ジャパンの前にいきなり立ちはだかるのが、1次ラウンドで激突する宿敵・韓国と台湾だ。

 投手陣には65球の球数制限が課せられる1次ラウンド。4人で回すことになる要の“第一先発”は、経験値の順に上から選ぶのが最も妥当。

 絶対に落とせない初戦の台湾戦は、当然ながらエースの山本由伸(27/ドジャース)が登板。次いで、韓国戦に菊池雄星(34/エンゼルス)。さらに3月8日の豪州戦では、ベテランの菅野智之(36/ロッキーズ)を予想する声が多い。

 日本が誇るメジャー侍投手3本柱だが、ベテランスポーツ紙記者の一人からは「菅野の代表入りは完全に読売マター」として、こんな手厳しい話が出た。

「彼の最大の強みはイニングを食える(タフに投げ切る)こと。でも、球数制限もある短期決戦で、そこは重要じゃない。しかもアメリカラウンドで待つ国はいずれも強打者ぞろい。昨季、被本塁打33本でリーグワーストの彼を、無理して使う必要はないはず」(前同)

 となれば、準々決勝での再先発を見越して、伊藤大海(28/日本ハム)あたりの前倒し起用も選択肢に入ってくる。勝利を最優先に考えれば、菅野は10日のチェコ戦でドームのファンの前に“凱旋”するのが、一番収まりもよさそうだ。