V逸が続く土俵際の「球界の盟主」巨人で熾烈なスタメン争いが勃発している。岡本和真(29)が抜けて再編成必至のチーム状況を、キャンプで密着取材した有識者とともに徹底検証する。
「キャンプ前日に阿部慎之助監督(46)が、“レギュラーは本当に白紙”と強調。2月中旬にも橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が“巨人史上ここまでレギュラーが決まっていないのは初めてじゃないか”と漏らすほどの大激戦です」(スポーツ紙デスク)
不動の4番打者・岡本和真(29)が去り、ベテランの衰えも目立つ状況。
「“レギュラー白紙”とは、固定できる選手がいないということ。阿部監督にとって3年契約の最終年、まさに正念場です」(前同)
まずは投手陣の先発ローテーションから。
「昨年、二桁勝利を挙げた投手が、11勝4敗の山崎伊織(27)しかいない現実は重い。46セーブのマルティネス(29)、46ホールドの大勢(26)を中心とした中継ぎ陣は盤石ですが……」(スポーツ紙巨人担当記者)
巨人のバッテリーコーチの経験もある野球解説者の秦真司氏はこう指摘する。「去年は戸郷翔征(25)が8勝9敗と低調で、井上温大(24)もよくなかった。計算できるピッチャーが山崎しかいなかったんです」
そこで巨人はFAで楽天の則本昂大(35)を3年総額13億円(推定)の大型契約で獲得。また、同じく楽天で実績のあるハワード(29)、MLBからウィットリー(28)、最速160キロ右腕のマタ(26)という3人の新外国人選手が入団し、ドラフトでも即戦力投手を上位指名する方針を貫いた。
「楽天時代後期の則本は中継ぎでしたが、先発起用されるようです。例年より仕上がりが早く、やる気に満ちてますね」(前出の担当記者)
だが、監督経験豊富で、原辰徳監督時代の巨人でヘッドコーチを務めた伊原春樹氏は、こう言う。
「正直、そこまで期待はできない。年齢を考えても田中将大(37)とセットで、谷間に先発するような起用になるのでは。2人合わせて10勝するのも厳しいでしょう」
実は、この元楽天エースの2人は、マウンド以外に懸念を抱えているという。
「めちゃくちゃ仲が悪かったんです。パワハラ騒動が取り沙汰されたように、メジャーから帰ってきたマー君は態度が大きく、則本はそれが許せなかった。一方、マー君は不倫騒動を起こした則本を嫌っていたんです」(巨人担当記者)
それにしても、かつての巨人なら、不祥事を起こした選手には手を出さなかったように思えるが……。
「今は“どうしても巨人に入りたい”という選手も少ないから、しかたない。このオフの移籍の目玉だった前田健太(37)、有原航平(33)にも声をかけたけど、振られています」(前同)