史上初の八冠制覇、史上最年少名人と、将棋界の記録を次々に塗り替えてきた藤井聡太六冠(23)。その若き天才の牙城に、今、亀裂が入ろうとしている。
「2023年に全八冠制覇を達成した藤井でしたが、同学年の棋士・伊藤匠(23)に敗れて、24年に叡王、25年に王座を失冠。現在は六冠となり、“藤井1強時代の終焉か?”と言われています」(全国紙文化部記者)
事実、今年はタイトル戦で3連敗を喫している。
「1月開幕の第75期王将戦七番勝負で、第3局と第4局を落として1勝3敗になり、敗れればタイトルを失う、全七番勝負での“カド番”に初めて追い込まれました。
2月開幕の第51期棋王戦5番勝負でも、第1局を落としています」(前同)
本サイトの将棋解説を担当する佐藤義則九段は、藤井六冠の不調をこう推察する。
「16年のデビュー以来、破竹の勢いでタイトルを獲得した藤井さんは、今や“将棋界の顔”。全国各地のイベントに出演しなければならず、また、名人位保持者として日本将棋連盟の免状に、毎月何百枚と署名する作業もある。かつてのように、将棋研究に専念する時間が確保できなくなったのが影響しているのでは」