■昇級を目指す過程が“大人の部活”的な醍醐味
確かに、目の前の相手とどう向き合うか以外、余計な思考が一切遮断され、ストレス社会に生きる大人にとって、最高の精神的リフレッシュとなりそう。
「また白、青、紫、茶、黒と明確に分かれた帯制度も仕事以外での成長を実感しにくい大人世代にとって、目に見える目標設定の場となっています。初心者はまず、基礎を習得した証しである『青帯』を目指しますが、取得には通常1年から3年ほどの継続した練習が必要。この昇級を仲間と目指す過程そのものが“大人の部活”としての醍醐味です」(前出・格闘技ライター)
ネット上でも、
《岡田さんや玉木さんの試合を見て、あんなに熱く打ち込める世界があるのかと興味が湧いた》
《アスリートではない俳優が世界で戦う姿に驚いた。これぞ趣味の最高峰》
《芸能人の活躍を見て、自分も熱中できるものがほしい》
といった声が聞かれます。
大人になっても何かに夢中になれる喜びを、ブラジリアン柔術は改めて教えてくれるのかもしれません。利害関係のない仲間と切磋琢磨する時間は心身をアップデートし、日常をより豊かなものへと変えてくれるのではないでしょうか。
戸田蒼(とだ・あおい)
トレンド現象ウォッチャー。
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。