阪神タイガースのレジェンド、“ナニワの春団治”こと川藤幸三が猛虎愛を語り尽くす熱血コラム。OB目線の激励から時には喝も……熱き魂が炸裂する!

 3月は生きのいいルーキーが見られるから、ワクワクする。もちろん、全員が一軍に残れるわけやない。開幕一軍の切符を手にするのは、ほんの一握り。

 球界の先輩として、一つ言わせてもらうなら、コーチやOBのアドバイスに耳を傾けるのは、ほどほどにしとけということや。

 プロはアマチュアと違って、コーチの数も多い。そして、キャンプ、オープン戦ともなれば、OBがわんさかやって来る。

 でも、OBなんて、その場でちょっと見て、好き勝手に言うだけや。コーチにしても、選手の活躍を自分の手柄にしたがる連中は少なくない。だから、馬耳東風でええ。

 まずは自分のやり方を信じて、技術を磨くことや。自分じゃどうにもならんと思ったときに、初めてコーチに助言を求めるこっちゃ。

 この世界で生き残るうえで重要なのは目。観察力や。

 プロには卓越した技術を持つ選手はぎょうさんおる。その中で自分に取り入れるべき技術を持つ選手は誰か。それを見極めるわけや。