ついに開幕したWBC。巷では“史上最強”との呼び声高い侍ジャパンだが、地上波での放送はなく、ネットフリックス独占配信とあって、前回に比べると盛り上がりにはやや欠けている。その分、「前回大会よりも興味深い“裏話”が漏れ出ている」(スポーツ紙デスク)というので、本サイトでは専門家や関係者を徹底取材! “大会が10倍楽しくなる裏話”をかき集めてきましたよ。

 2月14日から宮崎で始まった侍ジャパンの強化合宿で、誰より不穏な動きを見せていたのが、阪神・佐藤輝明(26)だ。

「昨季は本塁打&打点の2冠でリーグVを牽引した彼ですが、“今オフにもメジャーに行きたい”と契約更改は難航。キャンプインギリギリまで揉めました」(スポーツ紙阪神担当記者)

 結局、合意したが、一時は「WBCで渡米して、そのまま帰国しない」強行突破説まで飛び交った。
「ゴネまくった結果、球団フロントからは総スカン。“居心地はよくない”と苦笑いだった、阪神キャンプ地の宜野座を早めに離れられたのは、本人にとっても渡りに船だったんじゃないですか」(前同)

 そんな“諦めきれない”佐藤が宮崎で頼りにしていたのが、アドバイザーとして参加していたダルビッシュ有(39/パドレス)。

 現地では、投手でもないのにダルを捕まえ、長時間にわたり“密談”。「どうしたら移籍できるか」と、本気で相談していたという。

「これ見よがしに、そんなことをしても阪神フロントの心証を悪くするだけな気もしますが、それほど彼も本気ということ。もっとも、ダルにいくら指南を仰いでも、球団を納得させるには結果を出す以外にはないんですけどね」(同)

 ちなみに、一方のダルは去就こそ不透明ながら、現時点でも所属はパドレス。

 日本選手の獲得にかねて熱心なパドレスにとって、彼の派遣はトップ選手と密な接触ができる貴重なリクルートの機会でもある。

 大リーグ評論家の福島良一氏も、その思惑をこう話す。

「球団としてはメジャー志向の強い選手との関係を深めたい。その意味でも、現場レベルで、その力量を見極めることもできる彼は、まさに適役です。

 前回大会でも松井裕樹(30)を球団に紹介したとされるように、決め手とまではいかないまでも、彼の存在が少なからず契約にプラスに働くでしょう」