横綱、親方として、相撲を通じて日本文化や神事に長らく関わってきた貴乃花。自身が体験したことや、本を読んで学んだこと、そして、心に残った“ニッポンの魅力”を、歴史の話も交えながら伝えていく。

 前回に続いて今週も、このところ気になっている政治の話題をしてみたいと思います。《前回はこちらから》

 自民党が大勝利を収める結果となった先の衆議院選挙ですが、思い返せば、私が日本相撲協会を退職した2018年、メディア各社が“貴乃花、政界進出”という噂を一斉に報じたことがありました。

 19年の参議院選挙に出るのではないかと、さらには“安倍自民の目玉候補”とまで報じたところもありました。

 当時、いくつか打診があったのは事実です。だけど、私は、「一切やりません」とお断りしていました。

 その最中、私の関係者からの依頼で、当時、自民党衆院議員だった馳浩さんと議員会館で、非公式に会うことになったんです。ただ、そこには、なぜか記者さんがいて――。